日 時 平成25年3月19日(火)
場 所 池田泉州銀行講堂
講 師 堤 勇二氏(京都学園大学講師)
寺院建築はみな同じように見えますが、よく見ると様々な
場所に独創的なデザインの装飾や彫刻が施されていること
に気づきます。
塀や屋根等についてスライドにより数々の意匠を紹介して
いただきました。
まず塀には土塀が多く、版築塀・筋塀・信長塀・練壁等の種類があり、他に竹壁もあります。
屋根にも違いがあり形としては、切妻造・寄棟造・入母屋造・
宝形造等があります。
また材料も、瓦葺・草葺・桧皮葺・杮葺があり、その葺き方に
よって、本瓦葺・行基葺・桟瓦葺・板葺・銅版葺・瓦棒葺等々と
多種多様です。
このようなものの組合せで寺院によっていろいろ異なりますが
その違いを知ることも大切なことで、それはその土地の風土や
気候等も大きく関係しているようでした。