世界の食糧・日本の食糧

「NPO法人 消費者協会宝塚」が、神戸大学の
保田茂教授をお招きして、標記のセミナーが
8月8日・9月10日・10月17日の3回に分けて
開催された。いま 国内では、産地偽装・賞味
期限の改ざん等や、事故米の食用転用問題等、
『食』に関する不信感が高まっていることに加え、
自給率の大幅低下、耕作面積の減少、さらに
農業就業者の高齢化等々による問題も大きな
関心時になっている。特に日本の自給率が39%
と先進国の中では極端に低く、もはや我が国では輸入なくしては生活がおぼつかなくなってきている。
 このままでは、やがて食材そのものの入手も困難になってくることが考えられるし、また我々の健康のためにも昔のように米食に重点を置き、有機野菜も積極的に食べる等して、消費者側からも農家を支援するとともに、政府も減反政策を大きく転換しないと、子供や孫の時代には、大変なことになると警鐘を鳴らされておられたのが深く印象に残った。
<講師の先生とメンバーの記念写真)