10月18日(土)10時〜 上ヶ原キャンパスにて
経済発展と豊かさ・幸福について考えるをテーマとして3回シリーズの
第1回目は『芸術と人間・江戸絵画の楽しみ』と題して
講師:(財)冷泉家時雨亭文庫 理事長 冷泉 為人氏の講演を
メンバー (村田)(森川)(福本)の3名が受講しました。
なお、本日の講座には500名弱の方が来られて盛況でした。
まず最初に『美』ついっての考え方を多岐にわたって話された。
・美はいざとなれば無視されることが起こる・・・美よりめし
・権力者の最後は美的なことに憧れる。
・美しいものを多く接することにより吸収されより美しくなれる。
(物の本質を見極める)
・美術品を見るのには知識が必要、感性に知識が加わればより高いものになる。
すなわち芸術は我々人間の精神を慰撫したり、浄化させたり、満足させたりする。
ここには、[美的なるもの]がある。
などの前置きから奈良時代の[天平写経]に始まり大徳寺の狐蓬庵茶室までの各美術品の
説明がある。
次に本日のテーマである江戸絵画については
江戸時代になって狩野派を基礎にいろいろな画風が生まれ代表的には
池 大雅、与謝野蕪村、伊藤若冲、曽我蕭白、円山応挙、呉 春、などの京都画壇の
人々の紹介あったが時間がなく端折られせっかくの本日のテーマが詳しく聞けず残念。
最後に[型]について狂言師の野村萬斎氏の[基礎となる型は、知識ではなく体得するもの。
型にはめるのは没個性のように考えがちだが、使いこなすうちに型は様々な個性や表現となって
いく]話の紹介があったが、これすなわち学びの原点であると理解できました。