転換期にある日本の政治・経済のゆくえ

生活大学の第2回目(平成20年10月30日
開催)は、まさに今、国民が最も関心のある
標記の問題を、神戸大学経済学部の滝川好夫
教授がやさしく解説してくださった。
 政治については、日本は麻生政権に変わった
ばかりで、米国も1週間後に大統領選挙が控え
ていることで、ここ数日は動き難い状況にあるが、
11月に入れば、具体的にかなり明解になってくるのではないかとの見通しを述べられた。
 また、経済については、今回の不況は米国のサブプライムローンに端を発しているとはいえ、これの焦げ付きはたいした金額ではなく、問題は、これを証券化して世界中にばら撒かれた影響が大であるとのことであった。
 日本の株価も、必要以上に売られており、PBR(株価純資産倍率)を見る限り、徐々に回復してくるとの見解も示された。
 なお、景気の3つの目(①水準、②上り下り、③強弱)の解説には、おおいに興味をそそられた。