持続可能な食とエネルギー

生活大学の第4日目(平成20年11月13日
開催)は、ジャーニー・トウ・フォエバーの平賀緑先生による「手づくりバイオディーゼルと小さな農場」の話しであった。
 内容は、いま安全性が問われている”食”と環境問題で揺れ動く”エネルギー”のことが中心で、基本的には「自分の食べ物は自分で、自分の使用するエネルギーも自分達で。」というコンセプトである。
 ”食”については、世界的に食糧危機が叫ばれているが、これは食糧が不足しているのではなく、貧困により調達できないことが最大の原因で、そのように追い込んだのは、効率性重視・安価重視等による工業農業を奨励した政策によるところが大きいとのことであった。
 また”エネルギー”についても、石油等は限りある資源であり、これの使用によるCO2の排出が地球温暖化を引き起こしていることから、出来るだけてんぷら油の廃油等の利用により、これを防げぎたいとのお話しであった。
 『おいしく食べて、世界を救おう!』が先生のモットーで、京丹波町において、小さな農場をやりながら、バイオディーゼル燃料を手づくりで作っておられ、時々そこでセミナー等を開催しながら、その輪を広げておられる活動には、頭が下がる思いであった。