阪神北県民局管内で毎年恒例になった「地域見本市・地域ってこんなとこよ、お父さん!」が、平成20年11月30日(日)にソリオホールで開催された。
地域見本市では、四市一町(宝塚市、伊丹市、三田市、川西市、猪名川町)で活躍が顕著な団体がパネルを出展してアピールしており、またこれと並行してお茶席やDVムービーも準備されていた。
メインは、早稲田大学教授・鳥越皓之氏による基調講演で、マンガ「サザエさん一家」を題材に、地域コミュニティー機能を浮き彫りにした内容であった。
先生の講演は、サザエさん一家のユーモアを例に、社会と関わっていく大切さを訴求され、リタイヤしても地域に知り合いが少ないことの不幸さを強調された。
また、「平凡教育」と「非凡教育」を対比しながら、地域コミュニティにおいては、心の共有が教育の要であり、皆が同じ理解をすることの重要性を説かれた。
そして最後に、まちづくりに大切なこととして、子どもの成長と関わることとされ、『地域コミュニティは、家族のような3世代の交流ができる施策を打ち出すこと』であろうと締めくくられた。