こんなところでも…

市民(公益)活動がもっと身近になれば、活動はもっと盛んになると
以前書いたことがあります。 [参照記事:関心=身近さ]

その具体的な例をご紹介します。

みなさんのご自宅から最寄駅に行く途中に
「飲料自動販売機」はいくつありますか?
私は田舎育ちですが、それでも数台はありました。
都会だったら、数え切れないくらいあるのではないでしょうか。

現在、日本国内で清涼飲料の自動販売機だけで223万台
(2008年12月現在,日本自動販売機工業会調べ)が
設置されているそうです。

そんなある意味どこにでもある自動販売機を活用した
取り組みが実施されています。
基本的な仕組みは、売り上げの一部を寄付するというもので、
いろんな団体、組織が取り組んでいます。

富田林の近くで言えば、奈良県共同募金会が実施。
寄付はそのまま共同募金となります。

横須賀市では、市内の公共施設に設置している自動販売機で実施。
集まった寄付は『市民公益活動団体支援基金(よこすか元気ファンド)』
に寄付されます。

NPO法人にも活用しているところがあります。
海外で医療や教育等の活動をしているNPO法人ADRA Japan
気軽にできる寄付として活用しています。

この仕組みは飲料メーカーや自動販売機のオーナーなどの協力が必要です。
寄付付き自動販売機が社会で認知されて、「同じ自動販売機で買うなら、
こっちで買おう」という流れが社会全体で生まれたら普及していくでしょう。

そもそも、自動販売機が環境に負荷をかけていることも理解しないといけません。