どうしても干渉気味になってしまう。
というお母さんのお声を聞かせていただきます。
お母さんの焦り、世間体の居心地の悪さは、相当強いものだと思います。
よく言われることかもしれませんが、子どももとても弱い立場にいて、居心地は悪いです。
自覚もしています。こんな自分は嫌なのです。理想の自分があります。
だからお母さんにそこをつかれると本当につらく苦しいのです。
僕も引きこもりの最初の頃は、母にお願いだから学校に行ってと泣いて懇願されました。
苦しかったです。僕はそんな母に暴力を振るいました。
瞬発的な苛立ちによる暴力でした。
そしてした後に押し寄せてくる後悔は、思春期・反抗期でしたから相当なものでした。
お母さんに、ゆったりと見てあげて。なんていうことは口では簡単に言えますが、でもそれが本当に難しすぎるのですよね。
お母さんが本当に一番大変だと僕は思っています。
ですが、子どもにとって一番大きな存在はお母さんなのです。
声かけ—今すぐに何かをしようではなく、私とあなたはそう簡単に途切れるヤワなものじゃないのよ。強く太い絆なんだよ。—おはよう。 ごはん、おいしかった? オバマさんが大統領になったね。
それくらいでも、絆はぐっと強くいれると思います。たとえ、子どもさんが反抗的であったとしてもです。
子どもは親のことを考えていると思います。
親に褒められたいし、優しく愛されたいです。
また、親に優しく出来る(立場の)自分になりたいとも考えていると思います。
決して言動には出さなくても、その気持ちはこころの片隅にあったりするのだと、あくまで松尾の主観ですが考えています。
僕も母親にすごい暴力を振るう息子でしたから。
でもお母さんへの暴力の後には、必ず、悔やんでいました。
暴力を振るって悲しいというより、悔しいという感じでした。
あざが出来ているんじゃないかとか、母さん、ご飯食べれるかなとか、こころにあったことは覚えています。
松尾