ウルトラマンな夢 科学特捜隊な夢

小さい頃、ウルトラマンが大好きでした。
子どもの頃は関東に住んでいまして、早朝にウルトラマンシリーズの再放送をしていました。
毎朝、親よりも早く起きだして、テレビを見ていました。

空想はふくらみ、僕はウルトラマンタロウの弟の7人兄弟の末っ子ウルトラマンという設定までしていました…(汗) ですが、今となっては懐かしく楽しい思い出です。

ウルトラマンなのですが、ただ怪獣をやっつけるだけではなくて、科学特捜隊にも入っていて、普段は隊員でいざというときはウルトラマンになるというライフスタイルにも憧れていました。

プロ野球選手になりたい、サッカー日本代表選手になりたい、ノーベル賞を受賞するくらいの学者になりたい、大河ドラマの主人公になるくらいの俳優になりたい、でもそれは仕事面だけの空想ではなくて、何かのインタビューを受けている場面だとか、仕事への移動をしている場面だとか、そのような自分になった上でのライフスタイル(私生活)の部分—場面の空想の広がりも面白いのかなとか思ったりします。

子どもの頃って本当に空想しますものね。

ですが夢を見ることは、子どもだけの特権ではありません。
僕は36才のいい年をした人間ですが、夢はしっかりと持っています。
最近、思います。みんなそうじゃないかなって。
面と向かって誰かに伝えるのは恥ずかしいけど、家族にすら伝えるのは恥ずかしいけど、夢を持っているのじゃないかなって。

姜尚中(カン・サンジュン)さんが自書の中でおっしゃっていましたが、「私は役者になってみたいのです」と。自分が主人公に扮する映画で、50億円くらいの予算で、アメリカの映画会社に話を持ってゆきたいそうです。

まあ、そこまでは難しいにしても、もう一つの姜さんの(具体的な)夢、ハーレー・ダビィッドソンにまたがって日本横断をするというもの、これはしたいではなく、必ずしますよという感じでした。

僕は考えました。夢はおおまかに二つ持ってみたいなと。
ウルトラマン的な夢と、科学特捜隊的な夢です。
両方とも難しいのかも知れませんが、しっかりと段階を経て、ステップアップしてゆけば、決して無理ではないと思っています。

ウルトラマンは無限を教えてくれた。
昔の偉人達も無限の可能性を教えてくれた。
今度は私たちが子どもたちに無限の可能性を教えてあげる番なのかも知れません。

松尾