当事者の視点の勉強会②

こんばんは。松尾です。と言っても、もう真夜中ですね。今日は一日中ガイドヘルパーでした。車椅子の方のガイドでしたので、少し疲れたのかも知れません。夜の8時近くに帰宅して、ご飯を頂いて、歯を磨いたらお風呂にも入らずに眠ってしまいました。そして今、起きだしてこうしてほっと・HOTのブログを書いています。

では、前回の続きです。

正論は通じない。

うん。本当にそうですね。本人が一番、わかっているのですから。いわゆる”正道”からは外れているという事を。自分はアウトサイダーであるという事を、本人がよくわかりきっていて、そんな自分が嫌なのだから。

しかも大森先生がおっしゃる通りに、理想が高かったりするわけですから、小さな一歩がどうしても踏み出せなかったりする。
小さな一歩なんてバカらしいし、嫌なのです。小さな一歩なんて、小さな事なんかではなく、もっと大きな事をする自分でいたい。大きな事をしたい。

ですが、その理想も徐々に現実に沿ったものになってゆく。
自らが考え、見つめて、大きな事をするには小さな一歩を踏み出す勇気が必要だということ。そしてまた、その勇気が出てきます。

僕にとって小さな一歩は、30才の時の通信制高校入学でした。親に勧められたわけではなくて、近所の書店で自分で「不登校からの高校進学」という書籍を購入して、ここなら行けるのではと選んで、入学案内等を取り寄せて、父に相談して進学の許可をもらい、願書を出して入学となりました。

30才からの高校入学なんて、何て小さな一歩だということになるのかも知れません。
ですが僕にとっては大冒険でした。
そしてその傍目から見たら、小さな小さな一歩の積み重ねが、歩み続けることに自信になり、将来の自分の指針(方向性)に繋がって行きます。

そして必ず、自分を楽しめるじぶんになります。

昼夜逆転は気にしなくても良いということ。

ひきこもりには正道時間は通用しません。何か用事があったりしたら、必ず自分で起きてきます。
ひきこもりの方は、学校や会社といういわゆるルーティンワークがないのだから、決まった時間に起きる必要などない。必要が出てきたら、自分で起きるようになりますよということでした。

僕も昼夜逆転生活をしていた時期はあります。
そうですね。振り返ってみると、あれしかなかったよなあと思います。
選択肢なんて幾らでもあるのでは、と思われるかも知れません。違うのですね。”正道”時間に自分を合わせる事、それだけの事をしても何になるのという発想があったような気がします。

昼夜逆転には、”深夜への恐怖”が付いてくるのですが、その話は又、別の機会にお話し出来ればと思います。

それでは、また、続きは次回に。