今日は、近隣の小学校の体育祭でした。
小学校の運動場は、子どもたちと、その子どもたちの元気な姿を見るために沢山の家族の方々であふれかえっていました。
そんな光景を見ながら、10年前の小学校の体育祭を思い出していました・・・
10年前・・・
そう、我が家の三男が小学校の1年生の時の体育祭です。
ポンポンを両手に持ち可愛く踊っていた姿は今でも鮮明に残っています。
何故なら、彼の9年間の小、中学校生活で唯一参加できた、体育祭だったからです。
10年前の9月・・・2学期になってから、朝、登校を渋る三男を学校まで送って行く毎日でした。
「9月から始まった体育祭の練習が嫌なのかな・・・」と思っていた私は、この体育祭が終われば又元気に学校に通うようになるのかなと思いながら三男の踊りを見ていました。
しかし、事態は私が思っていたより深刻で、体育祭が終わっても彼は登校を嫌がり、とうとう私が送って行っても、学校の門をくぐらなくなってしまいました・・・
そうして始まった、彼の不登校生活。
色々な事がありました・・・
翌年からの彼の体育祭は、友達を応援したり、お兄ちゃん達の競技に見とれたり・・・
彼がその輪の中に入る事はありませんでした・・・
そんな、体育祭を何回も経験した彼ですが、昨年の春、高校に進学し、そして、体育祭に参加したのです・・・
皆と同じ体操服を着て整列している我が子を見て心から嬉しい思いで一杯でした。
小学校時代は、体が大きくなるたびに体操服を買い替えたのですが、結局それらを着ることはなかったので・・・
体操服を着ている・・・皆と一緒に並んでいる・・・そんな普通の事がとっても嬉しかったのを思い出しました。
「体育祭」彼の心にはどんな思い出になっているのかな・・・
三好