大野山麓窯だより 《窯焚き 3日目》

6月12日(日)

午前0時ころ、1000度に到達

このころより温度上昇が緩やかになってきました。
雑木ではなかなかのため、赤松の薪を混ぜています。

夜を徹した方たちです。

朝食後、昨夜のメンバーがボツボツ帰り、
昼食時は僕一人になってしまいました・・・・

1時過ぎ関先生が来てくれ、その後またたくさんの方が見えました。

古代米の田植えをしました。
ドロに足を取られ、尻餅を着きそうになりながら数人で植えました、
初めての体験だと、嬉しそうです

今年は雨不足が心配です。

午前9時以後、1100度位から温度が上がらなくなりました。

時間がたてば窯が熱くなってそのうち上がるだろうと、たかをくくっていましたが8時間たっても足踏み状態です。 さてどうしたものか、焦ってきました。

このとき、和田泰明さんが来られました。
僕の先生の息子さんで、僕より若いですが兄弟子です。
登り窯は経験十分の名人で、頼むと早速説明つきで窯焚きを実演してくれました。

窯の中に良いオキを作る。そのためには、良い薪を選ぶ。
よい薪とは、程よい太さで乾いたもの。
良くない薪を使う時は、まず焚き口付近で燃やし、熱く細くしてから中に落とす。
単純ですがこれが極意。

じわりと上がり始め、じきに1150度まで来ました。

上の池に昨日のホタルが2匹光ってました。
この日も蛍狩りに行きました

熱い窯から作品を一つ引き出してみました

急冷すると、掛けている鉄釉が真っ黒になります
(引き出し黒)

今日は日曜日、たくさんいたメンバーが帰っていき、夜を徹したメンバーは是枝さんと恵子先生です。

午前0時頃から1200度になりました。
これから更に高温にし、攻め焚きを行うのですが、良い薪が少なくなったのが気がかりです。