大野山麓窯だより 《窯出し》

作品は別ブログ(燿窯陶芸倶楽部)で発表しています。

6月19日 (日)

心配した雨も降らず、たくさんの方に協力して頂きました

第1室(穴窯)の第1列目です、
出来上がりを心配してたのですが、焼けてます。
見事に灰がのっています、
オキがあたっていた所は黒ずんでいます。

2列目の作品です。
1列目と差はあまり無く、灰も良く乗り、緋色も良く出ています。

期待以上、とても良い調子です、心も晴れてきます、
(私の写真はピンボケ、これは中村さんから頂いた写真です。ありがとうございました)

3列目の作品、なんとまだ灰がのっています、

温度が少し低かったのが幸いしたのでしょうか、
窯の構造が良かったのでしょうか、
窯の施工が良かったのでしょうか
きっと、皆さんの思いが通じたのでしょう。

最後列の4列目です、普通は緋色がきれいな所ですが、
今回は灰ものり、もちろん緋色もきれいに出ています

焼の悪い作品はほとんど有りませんでした、

皆さん、お疲れ様でした、おかげで大成功です!!

第2室はどうでしょうか

驚いたことに、釉薬を掛けたほとんどの作品に「御本手」が出て、しかも同じものが2つと無いいろんな色が出ていました。
ほんとにビックリしました、こんなにきれいでいいのかと。

・・・・ただし、釉薬を掛けずに焼き締めを狙った作品は、温度不足だったようで、灰ののりも、緋色も不十分でした。
このタイプはやはり第1室(穴窯)でないとだめなようです。
次回にもう1度、焼きなおします。

作品数、589個。 560個成功、約30個秋焼き直し、
使用薪 690束。焼成時間は3日半でした。

初窯が終わりました
期待以上の成果を上げることが出来ました。
全てを再検討し、11月に2度目を行ないます。