2月13日(水)「福祉のまちづくりアドバイザー」スキルアップ研修に参加した。
寒いし、場所が明石で遠いし、どうしようか迷ったが行く事にした。参加者は私を含めて合計10名の参加だった。
障害当事者による講義や障害者の疑似体験を通して、利用者からの視点を理解し、
ひとりの設計者として考えておかないといけないポイントを学ぶためだ。
車椅子での体験学習では勾配の違うスロープを上り下りしたり、段差のある敷居を車椅子で通過する体験をした。結果、スロープは急な下りは怖かったし、敷居の段差は僅か20mmでも大変な衝撃があることを体験した。
それから廊下幅と部屋の開口幅、扉の形状による体験を車椅子を使ってやってみた。
車椅子で狭い住宅の廊下で直角に曲がるには開口部の幅がよほど広くないと目的の部屋に行く事が出来ない、また開口部はドアは開閉が困難、引き戸がいいが、引き手の位置を考えておかないと非常に使いにくい事もわかった。
頭の中で考える事も大切だが”百聞は一見に如かず”自分で車椅子の乗って体験する事が一番大切だと思う、それには自分から動いて体験できる場所に行くしかない。
その人にとって使いやすいものをつくるにはどうすればいいか?
それは自分で体験しないとわからないものだ。
もちろん、これだけではわからないことはいっぱいある事は承知している。障害を持たれている方の内容も実に多種多様であるからだ。
少しでも使いやすく、動きやすく、気持ちよく、人の気持ちになってモノをつくる設計者になるための挑戦は果てしなく続く・・・。