ぼくを探しに

だめな人と だめでない人のために

と始まるシルヴァスタイン作の絵本。

自分に何か足らない、と感じながら
自分にぴったりくるカケラを探して旅をするお話。

日照りの中も 雪の中も
山をのぼり さかをころがったり
穴に落ちたり 石の壁にぶつかったり

いろんなカケラと出逢いながら 失敗しながら 時にはむちゃをしながら
とにかくどんどん転がっていく。

 ぴったりのカケラと出逢ったんだけど・・・・

 

 この絵本を何度も何度も読み返した。
 自分の足りないカケラを探しつづけ、転がりつづける行為こそが 生きるってことなん だ! と、この絵本に出逢った時、私は感じた。
 
 そして、誰にだって足りないものがあって、そのカケこそが味わいだったり、その人ら しさだから、そのままでOK。
 
 なんだけど…
 私たちは、生きてるからカケラを探し求め続けるのかもしれないなぁ。