全国若者の集い IN 京都 就労・自立よりも仲間との繋がり、支えあい、役立ちを!

高齢化した社会的ひきこもり青年の生き方を考えるシンポジュームが10月12(日 )京都市大谷婦人会館において、多数のお家族とひきこもり青年が参加し、勝ち負けを超えた希望社会のあり方について話し合いました。
 16年間で1100人余りを支援したNPO法人「ニュースタート事務局」(千葉県)代表の二神能基さんは基調講演で、「16年間活動してきてそれなりの実績の評価があるが、若者を自立させることはワーキングプァを作り出すことだったのか 次の希望につながるといってきたが、嘘だったかもしれない」と述べられました。これまでやってきた活動の遺産は、卒業生同士の繋がりが残せたことである。仲間との繋がりでがないと働きが支えきれないと説明。ニュースタート事務局では①他人に迷惑をかけてはいけない②夢や目標を持て③自立しなさいという言葉は使わないようにしている。

教育評論家の芹沢俊介さんは自立という言葉は即就労に結び付けられていて、思考回路がそこから逃げられないようになってしまっている。自立はいいことで依存は悪いことというふうに対立させられてきた。(母親という)絶対依存がないと(誰も)今はない。信頼は依存の対象がないと作れない。信頼の対象をたった一人でも持っているかどうかで孤独の問題の答えがでてくると説明。