「東大寺と清水公照展」作品解説会は雨の中おいでいただいた20数人の方々に熱心に聞いていただきました。

担当の山本学芸員が数々のエピソードも披露。公照さんの隣で何時間も墨を磨って作品を仕上げるので、大変だったとか、最近寄贈になった襖絵を実は公照さんが雑巾で一気に描いたんだという創作の秘密が明かされた。

また、ある人の持っている「いろは茶碗」の”め”の字が抜けていたそうで、商売人でもあるコレクターいわく商売でめが出ないようでこまる、めを入れて欲しいという要望に応え、公照さんは箱に大きくめの字を書き加えたそうです。これは、「めでた茶碗」として有名になりました。