『世界史』公開講座・第2回(8月27日)・・・絵画:ドラクロア(フランス・7月革命)

(%緑点%)「世界史〜アラカルト〜」夏季・公開講座(第2回)が、8月27日(木)13:30〜16:30(すばるホール)で開催されました。(講師:加藤正彦氏)

(%ノート%)演題は、『絵画:ドラクロア”民衆を率いる自由の女神”と19世紀のヨーロッパ』

(%エンピツ%)フランス・7月革命(1830年)前後の動向
・1789年7月14日:フランス革命・・・国民国家の誕生
・1804年:ナポレオン帝制・・・ヨーロッパの制覇
・1815年:ウィーン会議・・・大国同士の協調 ”会議は踊る、されど進まず”
・1830年:フランス・7月革命
 *「7月革命・・・1830年の選挙で自由主義者が多数を占めると、国王シャルル10世は、議会を解散、出版の自由を停止し、選挙権への制限を強めたことが引き金となり、民衆がパリで蜂起し、国王は国外に亡命。
・1848年:フランス・2月革命

(%エンピツ%)ドラクロアの絵画「民衆を率いる自由の女神」
・1830年のフランス・7月革命を、画家ドラクロア自身が体験し、描いた絵画。
・後にフランス国旗になる青・白・赤(トリコロールカラー)の旗を右手に掲げ、左手には銃剣をかたく握り締めた女神は、政府軍の屍(しかばね)を踏み越えて前進する。
銃を手にしたシルクハットの市民は、ドラクロアの自画像だといわれる。この革命で行われた自由を求める争いの凄惨さを、ドラクロアは克明に描いている。

(%エンピツ%)ウジェーヌ・ドラクロア(Eugene Delacroix)(1798〜1863年)
・フランスの19世紀ロマン主義を代表とする画家。
・絵画における三つの革命・・・①「色彩の魔術師」 ②「輪郭線の解放」 ③「権力からの解放」

(%CD%)DVD(NHK・BSハイビジョン)によるビデオ放映は、約2時間にもおよび、内容の豊富さに圧倒されました。

(%赤点%)次回(第三回)のご案内
・9月3日(木)13:30〜(すばるホール)
・演題:『映画:「戦艦ポチョムキン」とロシア革命』
・講師:加藤正彦氏
・問合せ:くすのき塾「世界史・公開講座」スタッフ:常本 携帯090-3990-3907