『世界史』公開講座・第三回(9月3日)・・・戦艦ポチョムキン(ロシア革命)

「世界史〜アラカルト〜」夏季・公開講座(第3回)が、9月3日(木)13:30〜15:30(すばるホール)で開催されました。(講師:加藤正彦氏)

(%ノート%)演題は、「映画:”戦艦ポチョムキン”とロシア革命」
サイレント映画の傑作”戦艦ポチョムキン”を通して、ロシア革命について学びました。

(%エンピツ%)ロシア革命について(背景)
・日露戦争(1904年2月〜1905年9月)・・・日本とロシアが宣戦布告し、朝鮮半島と満州南部を主戦場とした戦争。(旅順攻略、奉天会戦、日本海海戦など)
・1905年:ロシア第一革命・・・首都サンクトペテルブルクで、生活の困窮を訴える労働者の請願デモに軍隊が発砲し、4000人の死傷者を出した。(血の日曜日事件)
黒海艦隊では、「血の日曜日事件」の影響を受け、戦艦ポチョムキンの水兵が反乱。
・1914年〜1918年:第一次世界世界大戦
1917年:ロシア革命(2月革命、10月革命)・・・社会主義国家の樹立(レーニン)

(%ノート%)映画:戦艦ポチョムキン
・1925年製作のソ連映画。監督は、セルゲイ・エイゼンシュタイン
・映画史上、サイレント映画の傑作
・第一次ロシア革命と呼ばれる1905年革命のなかの”ポチョムキン号の反乱”をテーマに製作したもであり、「水兵たちと蛆(うじ)」「甲板上の反乱」「死者の訴え」「オデッサの階段」「艦隊の出会い」の5部構成。
“オデッサの階段の虐殺”(約6分間のシーン)
 特に、撃たれた母親の手を離れた乳母車が階段を落ちていくシーンは、「アンタチャブル」(デ・パルマ監督)などの映画にも引用されている
・1925年12月24日、モスクワの国立ボリショイ劇場で初公開されたこの映画は、総立ちの拍手喝采をうけ、喜劇王チャップリンが「世界で最も優れた作品」と呼んだ名画が誕生。

(%緑点%)「世界史」公開講座について・・・(感想などのアンケートより)
・高校時代に帰った気分で受講ができました。
・映像も入って判り易く学べました。
・歴史について、更に興味が湧きました。”へー”と思うことが多く知りました。
・「知るは楽しみなり」を実感させていただきました。学生時代、もっと真剣に世界史を学んでいたら・・・と思いました。 etc.