1週間空いてしまいました(^^;
出張記3日目は宝塚。
朝から相談の事例に同席させていただきました。
もちろん守秘義務があるので詳細はご紹介できませんが、団体の概要をみながらツボをおさえて課題を整理していく、その手法はやはり場数を踏まないと会得できないなぁ、としみじみ。
お昼はカレーをいただきました。
辛い!けどおいしかったー。
これも一種のコミュニティビジネスの形態で販売されているものだそうです。
さて、宝塚の1カ所目は「めふのお家」。
認知症対応型のデイサービスをされている事業所です。
住宅をそのまま改装して使っているので、家庭的な雰囲気なものですから、利用者のみなさんもゆっくりされているそうです。
画像は胸につけるアクセサリーをつくっているところ。
利用者のみなさんのペースに合わせながら、でもスタッフのみなさんの心配りが随所に感じられました。
建物の外観はこんな感じ。
ここの自慢は「めふのお家」に来て介護度が悪くなった人がいない!ことだそうです。
なるほど、それもわかる気がしました。
最後に訪問したのは学童保育所の「すぎの子クラブ」。
わたしの前職が学童保育の指導員なものですから、まちぐるみで学童保育所を立ち上げられたというその経緯を知りたくて、アテンドしていただきました。
地域からいいますと、宝塚市の東部になりますが最近急激に宅地化が進み小学校も1000人を超えるマンモス校になった、そんなところです。
既存の市営の学童保育所も定員オーバーで待機児童がたくさん出てしまった、これをなんとかしたい、という地域の「まちづくり協議会」のみなさんなどが中心となってNPO法人を設立してできたのがこの学童保育所です。
保育条件はほかの市営の学童保育所とほぼ同じ(学童保育に身を置いていたものとすれば終わりの時間が早いのが気になりましたが)。この学校は校舎の建て替え期間中に使っていたプレハブの校舎があったことからそれを転用して学童保育所として使っています。
まちづくり協議会が中心になって作られたことから、地域の様々な人がボランティアとして毎日のように学童に来られているのが大きな特徴です。壁に大きく顔と呼び名が書かれていましたが、指導員の方を含め20名以上。これだけたくさんの方とふれあえるのはある意味幸せなことかもしれません。
宝塚市の行政サイドもうまく協働ができた事例のひとつとしてよく引き合いに出されるのだそうです。
今回、兵庫県内のいろんな団体を見てきましたが、結局はどれだけ現場に近い位置にいられるか、がNPOや社会起業家にとって必要で、しゃらくの小倉さんの言葉を借りればどう「ソーシャルインパクト」を与えられるのか、というところを見据えて、事業を組み立てていかないといけない。また、本気で打ち込めるかという覚悟も問われる、そう思わされた3日間でした。