当初、NPO法人設立相談や、NPO出張講座を和歌山県NPOサポートセンターの事業でお受けして以来、関わりのある和歌山市北部の住民のみなさんがNPOを立ち上げました。
まだ法人格は取っていないのですが、昨日火曜日に今年度の総会を開催し、本格的な事業が始まりました。

その地区は1980年前後から急速に発達したニュータウンなのですが、ニュータウンのご多分に漏れずこれから一気に高齢化が進むのが確実視されています。現に初期の頃に入居された方では独居の方や年配の夫婦のみというお宅も少なくなく、孤独死や事故に巻き込まれるといった悲しいニュースが時折あるのだそうです。

この現状をなんとか打開したい、と地域の方が立ち上がり、まずは地域のシニア世代を中心とした助け合い活動を広げるとともに、元気な高齢者の居場所を地区内数カ所に設けよう、そしてゆくゆくは介護予防事業や移送サービスまで発展できれば・・・と和歌山県内では本当にモデル的な事業がまさに動き始めました。

現在、わたし個人はその団体の「相談役」という形で直接運営には関わらず、将来のNPO法人化に向けた動きをお手伝いするとともに、先進事例の情報交換などの役割を担うことになりそうですが、地域が動きだそうとする瞬間に立ち会えるのはなんだか元気づけられる次第です。