そうなる前に

家庭内暴力でまた事件が起きた。
やりきれない。

なぜそんなことになるか。
私にはわかる。

子どもが何か問題を抱えたらたとえ原因がどんなことであっても「親の責任」と言って済ませていいものかどうか。

何のために社会はあるのか。

夫などからのDVにも共通点があるが、
個人の責任で済まされない、済ませてはならない。

暴力は許してはならない。
当事者が、暴力以外のコミュニケーションがとれるようにあらゆる努力をして行かなければならない。

それができるのはまずは「公」「官」の力である。
と言っても具体的手法は持たないのはわかっている。
医療も含め「力と知識」を総動員した「継続的協力体制の構築」が必要なのである。
民間だからできることもある。
だから「呼んでください」と私は言うのだが。

大金を払えば預かる場所もある。
だが普通の家庭が出し続けられる金額ではない。
公設が機能していない。足りない。

暴力にそれ以上の暴力で矯正をする場所もあるが、矯正に成功することは少ない。
当たり前であろう。

何処に相談してもその場限り。
暴力の地獄の中で人はどうなってしまうのか。

その結果を私たちは見ている。
なぜ、手を差し伸べないのか。

虐待、DV、見逃してはならない。
救済システムの構築が急務である。

人気取りに大金を使っている余地はないのだ。