今の季節、よく初めての方などからの電話が増えます。
理由は、懇談です。

懇談に行ったら「お宅の子どものさんには問題がある」と「突然」言われたりする。
ひどい場合には「〜障害」だとか「病んでいる」とまで言われた例があります。

家庭訪問(しない学校もありありますが)ではまだ十分にそれぞれの子どもの特性を把握していない時期で、なんらのことはないことが多いのですが。

遠まわしにしろ決め付けにしろ、言われた親は悩みます。
自分の子どもを変な眼で見てしまったり。

「こういう問題がある」と言われても「ではどうしたら」が全くない場合が多く、ひどい場合には「家庭に問題はないか?しつけに問題があるのでは」とか、夫婦仲まで疑われたりする場合もあります。

もし何らかの課題があるとしても、それに何らかの名前を付けることにあまり意味はないと私は思います。

たとえば、指示が入らないとして、大切なのは、では具体的に大人がどう対応したらいいかですよね。
声をかける時期、言葉の選択、大人の姿勢(位置・向き・高さたとえば目線の)。

耳からの情報処理にたけているタイプか、目からの情報にたけているのか?とかの見極め。

理解の時間がかかるるのではないか、指示の順序がされていると理解しやすい子もいるから、ではどういう順序にするか。

大人ができることはいろいろある。

もちろん本人の認知能力をあげる方法にもいろいろあるのだ。

子どもへの苦情を親に伝えて済む話ではない。
子どものよりよい成長のために力を合わせて何ができるか。
それを一緒に考えていきたいと思う。