少子化対策

少子化が騒がれて、お金の話になってしまっている部分に対し、多くの親(母親?)は「お金やない!」と思っていると私は確信している。
私の周囲では少なくともそうである。

第一番は子育て環境の悪さであろう。

周囲に一緒に子育てできる人がいない。夫でさえである。
昔は国に、今は会社に滅私奉公しなければいけない時代。
実はいまや母親さえそうなってしまっている現実がある。

そこの改善もなく、いまどきの女はわがままだから、などという、お馬鹿な思い込みで政策さえも作られていると言うお粗末さにはあきれる。

したがって、子育て支援が充実しているところでは、間違いなく子どもを産む人は増えていると私は実感している。

何処のデーターであるかを忘れてしまって書けないのが申し訳ないのだが、どこかがとったアンケートの、女性が子どもを産まない理由の一つに「子どもが学校でいじめを受けるのではと思うと心配で」というのがある。
親には防げない。学校はもはやあてにはできないと思われている。

教育費の問題はもちろんある。
日本は高等教育に公立校が少ないのである。

習い事にかかる費用も大きい。
親の勝手と思われがちだが実はそうではない。
放課後、校庭が自由に使えず、公園はボール遊び禁止、
ドラえもんの漫画で見られるような空き地も今は入れない。
自然はない。
どこで子どもたちに遊べと言うのか?
友達と何処で会えばいいのか?
習い事に行くしかなかったりするのだ。

学童保育にしても、
自由に校庭が使えるわけではない。
50人を超える人数に、教室一つ分のスペースしかなくて、
何をして過ごせと言うのか。
ストレスがたまって当たり前であろう。
なぜ?との問いに「基準が設けられていないから」???
だったら素晴らしいものを作れ!と思う。

国家百年の大計に教育(学校教育ではない)より重要なものがあるか。
米百俵の教えを言っただれかさんはうそつきであることを証明している。

今度の政権はさて…。