別にそういう人にだけ、というわけではないのだけれど、大切なことをいくつか書きたいと思う。

○言を左右しない
○嘘をつかない
○言ったことは守る
○出来ないことを約束しない
○変わらない態度

「限界設定」が必要とよく言われるのだが、その具体的なことをわかっている人は少ない。
ようは変化しないものが必要なのだ。

おぼれている人間に必要な浮き袋なのだと思う。
愛情を持って確たる対応が出来る人が必要なのだ。

暴力や嫌がらせに負けず、白は白!黒は黒と明確に見せてやることの出来る存在が必要なのだが。

多くのBPDの人の場合、自分がしていることがいかに人を傷つけているかにもあまり自覚がない、ある意味悪気があってではない場合もあって、しかし、だからと言って相手が傷つかないとはいかないのが真実であって・・・難しいところであろう。

自覚なく詐欺行為や名誉毀損をしていたりすることもある。
本人にはそのつもりがないので、理解させるのが非常に難しいことになる。
本人にとっては「ちょっと気が変わっただけ」「本当(自分が感じただけの)のことを言っただけやん!」などと、まったく悪いとは感じていない。
周囲は大変である。

困った事態になりがちなのが、人に尽くすのが好きというか、それを自分の生きがいのように思うタイプの人とBPDがであった場合で、一見うまくいくように思えるが、感謝を知らない、わからないBPDであるのに、見返りというか、甲斐がないことに疲れたりした結果、自分の価値を見失ってしまったり、見切ってしまったりで破局が来ることになり、お互いが大きく傷つく結果になったりすることがある。
同年代同士でこういう関係が生まれるとその結果がかなり悲惨なことになったりする。周囲は充分な注意が必要である。

どれだけ尽くしたとしても、いったん自分の気に入らないことをされれば、急に態度が変わり、普通ではとても考えられない一方的な批判や被害者意識を持つのもBPDの特徴であるので、尽くしてきた側としては尽くしてきた当の本人から、到底受け容れられない誹謗中傷を受けることになったりする。

対応する側に充分な先読みが必要とされるのはこの点である。

場合によっては、サポート側が悪気のない知識のない人に誤解され、ひどい立場に立たされることもまれではないのだ。

そういうことがあるので、多くの人はこういう人を避けて、またいで通ることになる。
誰もサポートがいなくなるのも当然と言えば当然なのだが。

しかし、繰り返すが、苦しんでいる、しんどいのは真実なのだということ。サポート側は決して忘れてはならない。
好きでそうなっているのではないのだと言うことを繰り返したいと思う。