いろいろな経過の中で、人間関係が壊れたり作ることが出来ないことがあります。

その原因の一つが「自分を善」とし、「他者を悪」とする、こだわりというか偏りが原因のことが多いと感じています。

実は「自分は悪くない」と思う心は「弱さ」から来ると私は感じています。
自分が悪いことを認められない心の弱さ。
そうなってしまうにはなるだけの積み重ねがあるのですが…。

人はみんな本来「悪」。
そう決め付けては叱られるでしょうか?
自分を基準とするんじゃない!と。

しかし、それを下地にしてものを考え、人を考えると、
何故かもつれた糸がほぐされていくことが多いのです。

自分の悪と向き合える強さの獲得を私は手伝えます。
サポーターの役割の大きな一つだと思います。

今、多くの人が「人に裏切られた」と感じ、怒りや悲しみを募らせているように感じます。

そういう相談を受けた時、私はいつもいいます。
「私は、この人なら裏切られてもかまわない、という人だけを信じることにしている」と。

自分は裏切らない!決して!
そう思うことはある意味簡単です。
しかし、人は意図しないでも人を裏切ってしまうことがありませんか?
私にはあります。たぶん。

自分が出来ないことを人に要求しないこと。
大切だと思います。
難しいことですが。

信じられる自分を創る努力は自分で出来ますが、
信じられる他人を創ることは至難の業だと思います。

まずは出来ることからではないでしょうか?