ひきこもり2

引きこもっているときの状態もいろいろですが、当然、どうしてそういう状態になったか、どうすればいいかも様々ですよね。

とにかく、集団生活に連れ出し、強制的にでもしつければいいのだ!というようなことを主張し、大金でもって預かるような場所もあります。

そういう場所すべてを否定するつもりはありません。
しかし、気をつけなければならないことがあります。

先ほどからいうように引きこもっている状態の人も、いろいろなのです。

どんな場合でもその方法が正しいとは言えないし、間違えると命にかかわる問題であり、そういう場所のすべてが必ずしもそれぞれの人の状況や資質や対応法を解っているわけではないということです。

多くは、申し込み、お金さえ払ったら、どんな人でも受け入れてしまう、本人の意思に関係なく、という点です。

引きこもってしまった原因が例えば自閉的資質を持っているのに理解されず間違った対応、状況の中で起こってしまっている場合、それを強制的に対処してしまったったらどういう結果のなるか、恐ろしいものがあります。

いろいろな状況の中疲れ果て、休む必要がどうしようもなくあって、引きこもることが必要であってそうなっている場合、休むこともできず引き出されたら、それもまたこわいと思います。

また一方、見守りさえしたら、認めさえしたら、本人のいうままに対応、あるいは放置しておいたら必ずどうにかなるものだ、というのもまた大きな誤りをもたらすことも事実です。

ではどうしたらいいのか。
その情報が余りにもないのが大きな問題だと思います。
どこに相談しても、何もしてくれない。
期限を切られる。
続かないで変わってしまう。
具体的で有効な対処法を誰も教えてくれない。
などなど、親は大きな不安を抱えたまま、本人もなにもわからないまま親のせい、社会のせいにしてしまって何も変わっていかない、エスカレートする、などという事例は枚挙にいとまがありません。

まず大切なのはなんでしょう?

私的にいえば「つながる」ことだと思います。
まずは親が、誰か、何かと。