今、盛んに「家庭教育の重要性」が叫ばれている。
しかしである「何かおかしい」のだ。

幼児期において親、特に母親の影響力が大きいのは当然であろう。
それを否定するものではない。
ただ「母親が力を発揮できるように周囲が努力、協力しなければ」とは思う。

問題はその後である。
成長した時点で何らかの課題があると、さかのぼって「家庭だけ」が問題にされるのはおかしい!と私は明言する。

特に男性が書いた例えば心理学や教育学をはじめひきこもりや発達障害関係の本が特にと言っていいような気がするのだが、母親、家庭が連発される。

気持ちが悪いのはそこに「学校」という文字が「ほとんどないことがある」ことだ。
「ありえへん!」と思いませんか?

小学校(実はその前からだったりするが)に入学してから99%、12年間、睡眠時間を除けば大部分を過ごす場所での人間への影響力がない???

本当にそうなら「学校に意味はない」???
あるなら「ちゃんとした評価」をすべきでしょう?

なぜ取り上げないか?
一つは「親」は孤立していて誰も自分が100%とは思っていないから何を言われても反論ができない、しない。
言い放題、言われ放題ですんでしまう。

これが学校となると全く逆ですよね。
全て親のせいにしても人質がいるし権力はあるし大きいし。

でもそれでいいんですか?
ということ。

これだけ社会にいろいろな問題があってそれをまともに検証もせず課題解決ができるんでしょうか?

ありえへん!

せめて、問題意識を持っている人間だけでも、書いてあることだけでなく「書かれていないこと」を認知することが大切だと私は言いたい!

念のため書きますが「学校だけに問題がある」とは全く考えていませから。誤解しないでね。