放射能に関して、まとめて

信頼できる知人からの情報です。
被災地の方は参考にしてくださるとうれしいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原発に関し、心配な状況が続いています。

 原発の状況と、万が一の場合の対策を調べていました。
 私、第1種放射線取扱主任という国家資格を持っています。

 あくまでも、万が一の場合のことです。備えがあれば憂いがない
ためであること、ご了解ください。

 大量の放射性物質が放出される事態が起こるとしたらこれから
数日以内です。
 その間に大きなことがないようならそのまま収束します。

 容器のメルトダウンが起こった場合の事故は、原爆ではありま
せん。ボイラー爆発のようなものです。チェルノブイリも、大きな
ボイラー爆発です。

 原爆のような爆風、熱の心配はありません。

 放射線の被害は、飛散する放射性物質のために起こります。
原発からの照射ではありません。
 放射性物質は、大小のホコリの形になっています。ですから、
放射線対策は、基本的には花粉対策と同じです。

 気象条件によって、自分のところに来るか来ないか決まります。

 到達速度は、風速10メートルの場合で時速36kmに相当します。
それをもとに、自分のところまでの時間を算出すればいいです。

 海の方に向かって吹いていれば、陸地への影響はほとんどない。
 なお、現在は冬型の気圧配置で北西の風が吹き、万が一の
場合も、放射性物質は海の方に行きます。

 自分のところにやってくるとわかったときの対策は、屋内退避です。
コンクリートでなくてもいい。気密構造でなくてもいい。少しくらいの隙
間があっても十分に役立ちます。

 放射性物質はホコリの形をとっています。窓のサッシの隙間に
たくさんホコリが落ちていますが、あのような形で隙間に落ちて、
家の中にはさほど舞い込みません。
 雨戸、シャッターがあればおろしたほうがいい。カーテンも引いた
ほうがいい。二重構造になっていると、その間の空間にホコリが
落ちてしまいやすいです。

 体の外からの放射線はさほど怖くありません。
 いくらかの放射線被曝があることは避けられませんが、レント
ゲン検査を受けること以下で済みます。

 しかし、体の中に取り込むと被害は大きくなります。マスクは役
に立ちます。

 自分のところに風が向かっているようだったら、やって来る頃
になって屋内に退避するので間に合います。
 逃げようとして、交通渋滞に巻き込まれ、進むも引くも
ならなくなったところに放射性物質がやってくるのが最悪です。

 たぶん、その時は政府から地域ごとに屋内待避の指示が出ます。
その指示は信用していい。

 風に乗ってホコリがやってきて、通り過ぎていくようなものです。
家の中でやり過ごしていれば、さほど心配ありません。
1〜2日で、危険なレベルではなくなります。
 飛来したときの雨は、濡れないように注意が必要です。

 ヨウ素を摂取しておくことが言われていますが、これは正しい
です。これに関しては、よい情報がすでにたくさん出ています。
 海藻などもともと食品であるもので摂取するは、いっさいの
問題がありません。

 いつになれば外にでても大丈夫かの判断には、情報が必要
です。テレビ、ラジオ、ネットに接することができるのは重要です。
 各地の放射線量をモニターするサイトが急速に立ち上がりつつ
あります。これは、役立ちます。文部科学省のサイトもあります。
http://eq.yahoo.co.jp/

 一基が破裂したとすると、他の炉が同じようなことを起こす可能性が
高いです。
 一基の炉の容器から中の放射性物質が噴出した場合、原発内
は人の作業できる場ではなくなります。他の炉もノーコントロールに
なってしまうためです。
 情報に接し続けることが必要です。

 水源地にも放射性物質が入りますので、そのあと飲み水が汚染
されていることに困ります。
 いまのうちに飲料水をたくわえておくことは役にたちます。普通の
水道水でかまいません。
 洗濯や入浴に使う水まで確保しきれませんし、また、影響は小さい
です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさん、おはようございます。

 原発が事故を起こしたときを想定した、たいへん優れた
資料がありました。
 基本的な説明、対応策の説明、どちらも的確です。

 ぜひ、お読みください。

日本科学者会福岡支部
http://jsa-t.jp/local/fukuoka/

ここに次の書籍のpdfファイルへのリンクがあります。

 JSA福岡核問題研究委員会編
 『原発事故?その時あなたはどうするか!?』
 (合同出版,1989年)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽しい春の3連休ではありますが、いろんなことが騒がし
いですね。

 水道水に放射性物質が現れ始めています。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/20/1303954_2013.pdf

 この数値は、μシーベルトではなく、ベクレルという小さな単位
でして、問題になるほどの数値ではありません。

 しかし、今後、雨が降りますと地表のホコリとともに水源地に
流れ込み、そうとうに数値が上がってくることが予想されます。
 とくに、利根川水系では数値が高いと思われます。

 雨が降らないうちに、飲料水を蓄えることをお勧めします。
 
 身体の内部に取り込まれた場合、危険度は急に大きくなります。

 放出されている放射性物資の多くはヨウ素131という物質です。
この物質は、32日後に1/16、65日後に1/256に減るという
性質を持っています。
 せめて1ヶ月、できれば2〜3ヶ月をしのげば、現実的には
なんとかなります。

 その間の飲料水、飲食に使うものだけでいいです、ふつうの
水道水でいいです。蓄えておくことをおすすめします。