トイレットペーパー?を複数買ってきた母親に「みっともないことをするな!」と返しに行った若者が称賛されているらしい。
私はこういう「話」は基本的に嫌いである。
私が若者の立場なら「おかあさん、ぼくは大丈夫だから、他の必要な人に回してください」が正解だと思う。
実際は、表には出ないこんな話は山ほどあるに違いない。しかし取り上げられるのは「母親」を責めた子どもの話である。
その話の陰に、社会生活の中でいかに自分たちが間違ったことを当たり前のこととして植えつけられているかを知る必要があると私は思う。
災害地でのデマもそうである「外人が刃物でうんぬん」などというのがあるそうである。
100年たっても成長してないなぁと情けない。
こういうことは学校でちゃんと実例を持って教えるべきであるが「情報の裏を読む」などと言うことにたけた人間が増えては困る人が多いのであろうか?そういう教育がなされたことを聞かない。
原発で奮闘している方々をほめたたえるのはいいと思う。
誰からも突っ込まれない。
しかしそれだけでいいのか?
それは戦時中、バカな政府の言うままになんら学び考えることなく「お国のため」と称して、若者たちを特攻隊に「志願」という建前で死に追いやったここと同じではないのか!!と私は感じる。
知っての通り、放射能の影響を一番受けるのはいろいろな意味で若年者である。後の時間が長い。
山ほどいる、私はまだ老人ではないと日頃主張しておられる私の同輩たちは何をしておられるのであろう。
こういう時こそ、若者に負けるものか!と頑張っていただきたいものだが。
だいたい、政、官、財が根拠のない「安全神話」を流布し、国民の安全を無視し続けられてきたことに気が付いていない人の多いこと。
これも教育やマスコミの責任が大きいと私には思われる。
それもこれも、実は、私たち自身の選択から。
統一地方選挙が始まった。
未来の自分に馬鹿にされないように「賢明な選択」と「選択権の行使」を切に願いたい。
選挙には行きましょう!!