よしこちゃん☆ポエム

〜少しずつ、少しずつ〜

夏の蒸し暑い空気の中に
秋の涼しい風が吹く近所の公園で
つくづくぼうしとすずむしが
競うように鳴いていた

どちらがいいってわけでもなく
どちらも心地いい
つまり、どちらもすばらしい

一つの季節が終わろうとしていて
もう一つの季節がはじまろうとしている
「今」という時

きっと人の心も突然変わるものではなく
この季節のように
少しずつ少しずつ
変わっていくものかもしれない

青空が少しずつ少しずつ
夕焼けに染まっていくように
小さな子どもが少しずつ少しずつ
大きな大人になっていくように
変わっていくものかもしれない

仕事のこと愛する人たちのこと
将来のこと・・・

これからもきっと
少しずつ少しずつ変わっていって

そして何かが見えてくるのかもしれない