「デモクラティックスクール」を運営するNPO。

八尾などで子育て関連のNPOを立ち上げている

二児の母の「哲さん」に奨められ

1月4日、姫路の市民会館で行われた講演会に行きました

(↑その講演会のチラシがHP上にありました。色が変わっている文字を

クリックしてください。ちなみに右上の写真は明石海峡大橋です♪)

私は「デモクラティック スクール」

(一般の学校に行きたくない・行けない子どもたちの為の学校)

というアメリカで誕生した概念&場所は

この講演会に来るまで知りませんでした。

その「デモクラティック スクール」で有名なアメリカの

「サドベリーバレー校」のスタッフのスコットさんというおじさまが

今回の講演会の講師です。

ご自身、かつて何でも型にはめ込む

(=過度の管理教育方針の)一般学校に馴染めず

小学校4年生からその学校に通っておられたそうです。

従って、今回の講演は

ご自身の現在の学校スタッフとしてのお話と

過去生徒だった時のご経験と二つの立場で

これから日本でも増えていくであろう

「デモクラティックスクール」についてお話して下さりました。

その方の講演を聴いて、私が思ったこと・・・

それは、『ナンバーワンよりもオンリーワン』という言葉で

代表されるような、集団依存主義から個人自立主義へ

移行している日本において、

依然過去の「集団横並び&管理教育」を引きずっている

今の一般的な日本の学校に合わない子どもたちが

結構出てきていることはとても大きな問題であり、

その問題を解決する一つの手段が

「デモクラティックスクール」のような子どもたちの

学びの場の創設なのではないかと思われます。

今の一般的な学校で十分やっていける

多くの子どもたちはいいのですが

その学校が合わない比較的少数派の子どもたちの

コミュニティを大人たちが創っていかなければ

ならないんだと思いました。

一見、一般的な学校に入れない・入らない子どもたちを

入っている子どもたちと比べて

「様々な面で劣っている」と考えられがちですが

そうではなくて、

その子どもたちは、その「デモクラティックスクール」という

コミュニティに入ることによって、その子ども一人ひとりの

素晴らしい個性や能力が育っていくのです。

〜植物に例えると分かりやすいと思われます〜

例えば、サボテンは水の少ない砂地を好み

そこでどんどん成長していきます。

しかしながら、サボテンの横にチューリップやヒマワリを

植えるとどうなるか?結果は一目瞭然で

それらは枯れてしまいます。

花が咲いても、ちっちゃかったり、元気がなかったりします。

別の例えもあります。

それは、よしこちゃん(笑)!

私は過去、大手民間会社と、公に機関で働いていました。

つまり、大きな組織の一員。ちょっと悪い言い方をすると

「歯車の一つ」。

私は性格上、このような大組織には向いていません。

いつもココロのどこかで「やりたくないのにやらなアカン」

「やりたいのに出来ない」という大組織特有のジレンマ(ストレス)が

ありました。だから、そのような組織では

私の能力が最大限発揮出来ません。

私は小さな組織でも、自分自身で自由に責任持って

仕事していきたいのです。

だから、今の私が一番自分の能力を発揮出来ていると確信しています。

私は、大組織を否定しているわけではありません。

ただ、私には合わないだけです。

だから、マイノリティー(少数派)である

「デモクラティックスクール」に通ってたり

所謂「不登校」の子どもたちを一概に

否定するのは、間違っていると思います。

ただ、ただの怠慢で「不登校」になっているのは別問題ですがネ。

その講演会の休憩時に

日本にある「デモクラティックスクール」に

通っている子どもたちが先日

アメリカの「デモクラティックスクール」に行き

そこの子どもたちと交流したそうなのですが

その交流した時の旅費が未だに赤字らしく

その赤字を解消する為に

飲み物とアップルパイを販売していました。

私はそこで、ちょっと「?」なところがありました。

私は写真にあるコーヒーとアップルパイを

子どもたちから買ったのですが、

200円だったんです。

安すぎると思いませんか?

本当は、飲み物とパイを同時に買うと150円に値下がるという

特典があったのですが、あまりにも安すぎるので

200円払いました。

すると子どもたちは、私に大感謝してくれたのですが

複雑な心境でした。

私はビジネスでもNPOでも

労働や物・サービスの提供に対する対価(=お金)は

対等にしなければならないという考えを持っています。

コーヒーメーカーでたてた陶器カップ入りのコーヒーを

100円で販売するのは、

いくら素人が販売してるからとは言え、

過剰な値切りです。

パイも、手間隙・材料費がかかってれば、100円以上で

売るべきだと思います。

私はこのセットで300円くらいが妥当だと思われます。

300円でも、この講演会に来ておられる方は

優しくて賢明な方ばかりですのでみんな

買ってくれると思います。

また、子どもたちの販売方法(接客)も気になりました。

買ってくれている人(お客さま)の目を見ないのです。

また、お金を触った手で、パイを素手で掴んで

紙にくるむのです・・・他にもまだありますが・・・。

つまり、商売する基本的なノウハウを知らないのです。

きっと、今の環境の中にそのようなことを

教えてくれる大人がいないのでしょう。

私は、そのような能力や技術もその子どもたちの将来の為に

身につけて欲しいと願っています。

私は、自身のNPOセンター勤務などを通して

NPO組織の資金力や経営力の乏しさを

嘆いています。

世の中、お金ではないことは私も十分に

承知しているのですが

やはりお金が大事です。

「想い」でけでは、NPOも先細りになってしまいます。

私はその「想い」だけで先細っていっている

NPOをたくさん見てきました。

だから、ステキな活動をしているNPOを見ると

先細らないようにいつも切に願っています。

最後に、今回の講演会の主催&共催のNPO組織を

紹介しておきますネ(^^)!

主催:デモクラティックスクール・まっくろくろすけ・・・兵庫県 神崎郡

共催:デモクラティックスクール・フリースペースなわて・・・大阪府 大東市

デモクラティックスクール宙(そら)・・・兵庫県 西宮市

GHBセンター・・・兵庫県 高砂市

興味のある方は是非アクセスくださいね!

デモクラティックスクールのことが良く分かりますヨ〜♪