昨日朝八尾をでて、JR関西本線で名古屋へ・・・。
途中の加茂〜亀山間がめっちゃステキな風景でした。
夜が明ける瞬間や、朝日が東の山から出てきた
瞬間も、この世の神秘を大いに感じました。
朝って、ホント何かが生まれてくる瞬間みたいで
地球全体にエネルギーが沸いて来るってかんじ。
この地球からのエネルギーを浴びて
一日を過ごすライフスタイルって、いいかもしれないですね。
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名古屋に着いて、私の大好きな童話作家の
新見南吉さん(大正2〜昭和18)の記念館に行きました。
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新見南吉記念館ホームページ
http://www.nankichi.gr.jp/
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新見さんの代表作でもある『ごんきつね』は
私が、小学校4年生の時の国語教科書に載っていて
また、私が生まれて始めて感動した童話でした。
それ以外にも、小学3年生の国語の教科書では
『てぶくろを買いに』という心あったまる新見さんの
童話が載っていました。
ですので、私も絵本とか描くようにもなりましたし
ずっとこの記念館に来たかったのです。
(実は私、名古屋で降りたことは始めてなんです。
いつも通過ばっかりで・・・)
その記念館は、小学生もたくさん来ていて
「教科書で興味持ってきました〜」という
子どもたちが多かったです。
今も『ごんぎつね』が教科書に載っているようですね。
いいことです。
中の展示は、一見普通の展示形式なんですが
私は新見さんの作品が好きなんで
じっくり興味深く拝見させて頂きました。
一番驚いたことは、新見さんは29歳で
この世を去ったということでした。
29歳の私は、それがとても切なくなりました。
新見さんのような情熱も、才能も、そして人への愛情も
豊かだった方が、「死にたくない」と思い続けたのにも
関わらず、病魔に襲われて早くに亡くなった・・・
普段健康が当たり前の私は、新見さんに
「あなたは、健康であるだけで、幸せやん。
死ぬまでにめっちゃ長い時間があるから、何でもできるやん。」と
言われている気がしました。
今、私が持っている「ありがたいこと」や「幸せ」に
ちゃんと感謝して生きなアカンな・・・と
めっちゃ反省しました。
![](/img/uz42837/FI1903458_1E.jpg)
そうこうしているうちに
昨晩一睡もしていないので睡魔が
私の所に下りてきました(泣)。
ちょっとそこにある図書館で居眠りして
そこの喫茶店で、コーヒーブレイク♪
普段は、家&会社事務所でコーヒーを
飲むのこともあり、こんなにのんびり仕事以外の
ことを考えながら飲んだのは久しぶりです。
貴重な時間です。
![](/img/uz42837/FI1903458_2E.jpg)
記念館を出たところに、
綺麗な菜の花畑がありました。
その日は晴天。
思わず「なのは〜なばたけぇ〜に・・・」と
『朧月夜』を口ずさんでいました(笑)。
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『朧月夜』の曲が聴けます
http://itotai.cool.ne.jp/kaigauta/utahp01.html
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新見さんの作品には、この町の
実存するいろんな所が出てきます。
『ごんぎつね』の「ごん」も、この記念館の近くにある
小さな山から取った名前だそうです。
確かにこの地方は、自然環境も文化も歴史も
ステキです。こんな豊かな風土が新見さんのような
郷土愛があって素晴らしい人間を産み、また
そのような人たちが、もっとこの町を良くしていくのだろうと
私は感じました。
『まちが人を産み、人が町を育てる』
![](/img/uz42837/FI1903458_3E.jpg)
それから近くの川沿いを
のんびり歩きました。
土手の下のほうで
おじいちゃんと、男の子の孫二人がいて
おじいちゃんが、孫に何かを教えていて
「よしよし、分かったか!エライ、エライ!」と誉めていました。
そんなさりげない風景が妙に感動しました。
この町は「何も無い田舎」ですが
ここで育つ子どもたちは
素晴らしい風土文化の中で伸び伸び育ち
ステキな大人になるでしょうね。
![](/img/uz42837/FI1903458_4E.jpg)