3月7日〜8日、山形にて・・・。後編

あ。そうそう。庄内平野一体は旧暦のひなまつりまで

雛街道というお祭りを開催しています。

今もそうですが、山形の庄内地区は

お米などが豊富に採れ、上方(京都)等との貿易が

盛んだったそうで、豪農が多数いたそうです。

質の良い農作物と引き換えに、京都などから

沢山の質の高い芸術品が輸入され、

その中に多くの雛人形があって、

それらを一般住民や観光客に見てもらおうと

そのようなイベントを毎年開催されているそうです。

また山形県は地区によって、話す言葉(方言)がかなり違います。

大阪はかなり均一化しているのですが・・・。

この事実には、大いに興味が沸きました。

その理由として、山形は、山が多く冬は雪に

村が閉ざされるので、人の行き来が乏しかったそうです。

また、多くの人が自ら与えられた農地で

畑や田んぼを耕しているだけで、十分裕福に生きて来れたので

比較的人の行き来が無かったのだと思います。

そのような感じで、他地方の文化・歴史、そして

人と触れ合うことが、最高に面白いと感じる

よしこちゃんです(*^^*)。

東洋開発の方々とお別れした後は、

庄内空港近くの日本海沿いの老舗旅館

「愉海亭みやじま」に行き、一泊しました。

その旅館には、私が毎月おシゴトで作成させて頂いております

枚岡合金工具㈱さん

広報誌『デジタルドルフィンズありがとう新聞』

取材をしに行きマシタ〜♪

おかみさんの、渡会智さんは3人の大学生の息子さんの

お母さんとは思えないくらいの美人おかみさん。

旅館経営だけでなく、湯野浜温泉郷全体のことも

考えておられ、温泉郷全体の様々な活性化策も

考えられていて、その力強い、だけど堅実な戦略に

感動いたしました。

そして女性ならではの、やさしさやしなやかさで

奮闘されているお姿がとっても美しく、

同じ女性としてとってもステキで、憧れてしまいました(*^^*)。

その渡会さんとは、偶然なご縁がたくさんありました。

それは、まず私が参加してました仙台での研修集会に

渡会さんも参加していて、渡会さんのお車で

仙台から山形まで移動させて頂きました。

それから、枚岡合金工具㈱のスタッフさん以外に

渡会さんと私の共通の知人がたくさんおられました。

そして渡会さんは過去・現在と、私が暮らす町・八尾に

ご縁があって、たまに来られているそうです。

ほんと、ほんと、ビックリです。そして、とっても嬉しいデス(*^^*)。

「愉海亭みやじま」さんは、名前の通り、

日本海沿いにあり、海をマンキツ出来ます。

食ももちろんそうですが、私は荒れ荒れしく

強いんやけど、美しくて優しい日本海の海を

ぼけーと旅館の中や外から眺めている時間が至極の時間でした。

その旅館がある湯野浜温泉郷は、

私たちの世代なら誰でも知っている、

『ミスターチルドレン(略して・ミスチル)』のボーカル・櫻井和寿さんのお母様の

実家がある場所なんだそうです。(渡会さんや東洋開発の

スタッフさんに教えて頂きました♪)

そんな関係で、櫻井さんがよくご家族や仲間を連れて

湯野浜に来られるそうです。

櫻井さんの叔父さん(お母様のお兄様)が

日本で最初にその湯野浜でサーフィンをはじめられたそうで、

湯野浜には叔父さん銅像が立っているそうです。

それで櫻井さんも良くサーフィンをしに来ているそうです。

(来られた時の、いろんな裏話?も教えて頂けました・笑)

私もミスチルの唄を聴いて育った世代ですので

そんな場所に偶然に来れて本当に嬉しかったです。

サーフィンもそうですが、湯野浜の海とか自然とか

海に沈む夕日とか、美しいものや素晴らしいものに

触れておりますと、本当にいい気分転換になりますし、

いいアイデアが浮かぶと思います。

唄や絵画、人に感動を与えるものを創造し続ける人間は、

ずっと都会におりますと、疲弊し、いつかいいものが

創造出来なくなっていくものだと思います。

だからきっと、櫻井さんも湯野浜の美しいものに癒され、

そして新たなものを創作する種を育んでおられるのでしょうね。

8日朝。湯野浜温泉を後にしまして

㈱ニシカワさんへ、これまた『ありがとう新聞』の

取材に行きマシタ。

ニシカワさんは、カメラなどで有名な世界企業・ニコンの

ありとあらゆる製品(の部品)を作っておられる

ものすごい会社さんで、本社は埼玉にあるのですが、

工場はこの山形(鶴岡)にあるんです。

作っているもの、一つ一つに魂がこもっているかんじで

製品ではなく、もっとレベルの高い『芸術作品』のようでした。

ミクロンレベルの誤差もないすばらしい作品ばかりでした。

日本のものづくり力の底力に触れ、感動しっぱなしで

すごすぎて時々本当に泣きそうになりました。

私は社長の西川さんに、

「ニシカワさんの技術力ってすごいですね!」

といいますと、社長曰く

「僕達は、技術力なんてないよ。ただ、お客様の

無理難題を誠心誠意こなして来ただけだよ」と

さらっと言わはり、あまりのカッコよさに

またまた感動で泣きそうになりました・・・。

写真撮影は厳禁の工場でしたので、

お昼食べた地元名物の『むぎきり』の写真を(笑)。

『むぎきり』とは、麦を切ったもの、つまり『うどん』です。

が、うどんよりも、つるっとしていてのどごしが良く、

また太さがまちまちで手づくりっぽかったです。

そんな感じで、めちゃくちゃ内容の濃い、

仙台&山形の旅でした。

(こんな長文でもかなり割愛させて頂きました)

東洋開発さんでの打ち合わせや、

みやじまさんやニシカワさんへの取材、

そして同友会の仙台の研修会・・・

どれも、別に行かなくてもいいものなのです。

会社経費のことを考えれば、正直無駄なことを

していると思います。

だけど、私たちの人生の目的って何なのでしょう?

私は「どれだけお金を稼ぐか?貯めるか?」ではなく

「どれだけ感動するのか?」、つまり感動の量で

人生の価値って決まると思います。

感動って、いいモノ、いい人に出逢うことで

生まれるものなのです。

だから私は、時間とお金をかけて、

その時々の最高の感動を味わいに、あっちこっち行くんです。

その感動や行動が、また必ず、

仕事や、他のことにも返って来るんですよね。

出し惜しみの人生なんてしません。

常に、自分のベストを尽くしながら、

失敗してもまた起き上がって、この人生の旅、

エンジョイしたいですね(*^^*)。

全研でお世話になった皆様、㈲東洋開発の皆様、

愉海亭みやじまの皆様、㈱ニシカワさんの皆様、

本当にありがとうございました。