私のお客さまが、「仕事で使うとから買ってきて〜」って
お願いされたのが写真(→)のDVD。
それは偶然、私が今最も好きな、
私の世代が思春期の頃、大ブレークし、
今でも私ら世代に大きな支持を得ています。
「わざわざ梅田のヨドバシカメラまで行って買って来たんやから」と
私が袋を開けさせて頂き、一回観せて頂こう(ー人ー)と
再生して、仕事の内職(紙を切ったりホチキスで止める作業など)をしながら、見ていました。
その一番目の曲に、思わず手が止まりました。
その曲名は、“彩り”。
ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく
コーヒーを相棒にして
いいさ 誰が褒めるでもないけど
小さなプライドをこの胸に 勲章みたいに付けて
僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑
今 社会とか世界のどこかで起こる大きな出来事を
取り上げて議論して
少し自分が高尚な人種になれた気がして
夜が明けて また小さな庶民
憧れにはほど遠くって 手を伸ばしても届かなくて
カタログは付箋したまんま ゴミ箱へと捨てるのがオチ
そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える
あわてて僕は彩(いろ)を探す
にじんでいても 金 銀 紫
ただいま
おかえり
なんてことない作業が この世界を回り回って
何処の誰かも知らない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 増やしていく 水色 オレンジ
なんてことない作業が 回り回り回り回って
今 僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく
そんな確かな生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 頬が染まる 温かなピンク
増やしていく きれいな彩り
・・・心の底でちょっと思っていたんですよね。
「紙を切ったり、ホチキス止めたりって、なんだかめんどくさいし、
地味やし、大したこと、してないよなぁ・・・」って。
そんな私の心に、どーん!と来た一曲。
どんな仕事であっても、何をしていても、
それが世の中に求められているのであれば、
“誇り”を持って、やらないといけないんですよね。
そして、私自身に“誇り”を持つことの大切さを再認識しました。
来週、10年ぶりくらいに会う友達も交えた、
中学校ん時のミニ同窓会があります。
12月にも中学校ん時の大きな同窓会があります。
こんな秋の夜長の季節やし、同じ歳のみんなのことを、ふっと思い出します。
「みんな 元気かなぁ・・・」って。
普段、中高年のバリバリの経営者の方々とお話しする
機会が圧倒的に多いのですが
その方々は、私ら世代の人に対して、いい印象は持っていません。
小学校の時にバブル時代。収入がどんどん増えるおとうさんと
専業主婦のおかあさんに、たっぷり甘やかされて
苦労なしで育った世代です。
そして高校・大学卒業と共に起きた、バブル崩壊・就職氷河期。
そこで完全に自信をなくしてしまい、不足不満の感情がこびりついてしまったようです。
そりゃー、人生最初で最大の「逆境・苦難」に潰されて
プータローやニートになったり、病気になったり・・・
やっと仕事を持てても、したい仕事じゃないし、根性ないから、
「事なかれ主義」になったり「責任感」なかったり、
「その日さえよければいい、楽観的主義」になったり
「今の18歳とか20代前半の子の方が、責任感あったり」するかと思います。
そんな人生の先輩方がおっしゃるのは、ごもっともだと思います。
だけど、私たちは、私たちなりの苦労を今、していて
葛藤もしていて、「どうすれば、この苦難を脱却できるか?」考え、
それなりに、もがいているんですよね。
そんな葛藤の先にある答えが、この歌にあるような気がしました。
この日常生活を“モノクロ”にするのも、“カラフル”にするのも
実は社会でも政治でも人生の先輩方でも、彼氏・彼女でもなくて、
自分自身なんですよね。
これに気づき、発想の転換が出来た32歳は、それだけで
幸せになれると、私は確信しています。
私の周りにいる、32歳の人たちは、
本当にステキな方ばかりです。
だけど、当の本人たちは「ダメな人間」と
思っている人が多いような気がします。
そんな私が今、愛する人に・・・
「そのまま・ありのままの あなたで ステキです」
と、声を大にして言いたい。
まずは、自分自身で自分自身の“ダイヤモンドの原石”を見つけ出して、
それを磨きながら、足らない宝石の原石を探していって
もらいたいと切に願っていますし、応援したいと思っています。
ってことで、ミスチルの歌 “彩り” です(%笑う女%)(%ハート%)↓