ちょいと仙台へ♪ PART5 〜護摩祈祷、初体験!〜

慈眼寺は、昔ながらのお寺とは違って

塩沼亮潤阿闍梨(一千日回峰行という修行を満行されると

阿闍梨・あじゃりという称号が与えられるそうです)が

建立されたお寺のようですので、歴史が浅くて

なんか違うのですが、とっても雰囲気がいいです。

そこにある木々の一本一本まで

心のこもったメンテナンスが行き届いている感じです。

だから植物もとってもイキイキしています。

こんなところまで、住職さんの「想い」が

込められているんですね(%笑う女%)(%ハート%)

本堂に入った瞬間、ものすごくあり得ないこと、

思い浮かびました(%ショック女%)(%星%)

「ここ、吉野山 金峯山寺・蔵王堂や・・・!!!?」

昨年末、吉野山村にこもり、私が今最も好きなお寺

金峯山寺・蔵王堂にも

毎日のように通い、じーっと本堂で一時間くらい座っていたのですが、

そこの空気と、なんか同じなんです!!!

分かりやすく解説するならば、左上に掲載の

A4の紙に、奈良・吉野山の金峯山寺が左にあって、

右に小さく、慈眼寺を書いていますが・・・

その紙を半分に折りますと、

大きな吉野山・金峯山寺に、この慈眼寺が

すっぽり入る(重なる)んですよね。

こんな感じで、目に見える世界では、

吉野山と仙台と、離れた場所にありますが、

心・精神の世界(目に見えない世界)では、

同じ場所なんだと想いました。

ほんと、慈眼寺の本堂に入った瞬間、

「どこでもドア」で、吉野山・金峯山寺に

行ってしまった気分でした(笑)。

ほんと、塩沼住職さんは、忠実に本堂の伝統といいますか

精神を伝承されておられるお方なんやなーって想いました(%笑う女%)

護摩祈祷に参加する前に、木にお願い事を

書こうと想いました。

本当は、「塩沼さんの講演が大阪で出来ますように」と

書きたかったんですが、

お寺の方々に見られたら、

押し付けがましいので止めました(笑)。

で、右の紙を見て・・・どの願い事を書こうか5分くらい悩み、

やっぱり独身女子としては「良縁成就」やと思い、

それを書かせていただきました・・・

が(%ショック女%)(%涙%)

その紙の右はしに書かれていた、

護摩木のどこに何を書くのかを見るのを忘れてしまい、

表面には、名前と年齢しか書いてはいけないのに、

おもいっきり願い事を書いてしまい、ムンクの叫び状態!!!

間違ったからって、マジックなんで消せないし、

木、変えれないし、二重線ひぱって消して裏面に書いても、

「二重線で消す」という行為が=良縁成就しません・・・

なーんて、ホトケサマにカンチガイされても困りますし・・・

とまー、こんな感じで、路頭に迷ってますと、

お寺の方はこの異常な状態を察知されたようで

私のところまで来てくださり、「このままでいいですよ。次回からは

ちゃんと書いていただければ、いいですよ」と言われまして、

ほっと一安心いたしました(%ニコ女%)(%王冠%)

護摩祈祷は、90人しか護摩堂に入れないということでしたので、

護摩堂の扉が開く30分前の12:00から並ぶとして

まだ11時でしたので、一時間、本堂のはしっこに座って

ぼーっとしていました(%笑う女%)(%王冠%)

凛とした空気の中、気持ちがどんどん爽快になってきました。

また、時々入って来られる参拝者の方々も

チラチラ見ながら、人間観察をして頂きました。

このような場所では、人の「地(じ)」が特に出やすいので

見ていてとても勉強になります。

自分自身のことは殆ど見えませんが(そこで人って苦労してるんやと思います)、

自分以外の人(特に、利害関係のない赤の他人さま)のことは

「欲」という色眼鏡で見ないので、とっても良く見えます。

いいところは、見習い、逆のところは逆に見習いたいと思います(%ニコ女%)(%音符1%)

12:30、護摩堂の扉が開き、20番目くらいに入りました。

パイプイスに座ってほっとした瞬間、

グラグラと廻りが揺れ、誰かが「地震!」と叫びました。

後で知ったのですが、その時間に、福島県沖を震源地とした地震が起こり、

仙台は震度4だったそうです。

地震が来た瞬間は「震度2かな」と思ったのですが、

数十秒くらい後に、大きな揺れが来て、

後ろに座っていたおばあちゃんが「ひゃー!」って

私の背中に手を当ててこられました。

私は即座にそのおばあちゃんの肩に手をやって

「おばあちゃん、大丈夫ですよ。こんなとこ(仏様の場所)で

死ぬ訳ないですやんっ(%ニヤ女%)」って励まさして頂きました。

こんな想定外のことが起こった時、

人の本質が問われるかと思います。

だから普段から、心身の練磨をしておかなければならないと思います。

13時になり、護摩祈祷が始まりました。

昨日講演を聴いた塩沼さんが、手づくりでとても美しい、そして凛とした

白装束で現れ、ご祈祷がはじまりました。

塩沼さんがお経をあげ始めた瞬間、

仙台郊外だった場所が、吉野山のはるかかなたの山の尾根に

いるような心境になりました。

塩沼さんの強く、そして美しく澄んだお声が、吉野山の大自然に

響き渡り、地球の遥か彼方まで、光のように永遠と

飛んでいくような印象があり、言葉に言えない感動があり、

思わず、一筋の涙が。。。

鐘や太鼓、そして法螺貝(ほらがい)の音色も登場し、

「やっぱり、ここは吉野や〜〜〜〜!!!」って更に感動、感動でした。

アシスタント?のお坊さんが、太鼓を激しく早く叩きながら

その音に併せてお堂の中にいる90名の中で般若心経を

唱えられる人が、そのお坊さんと一緒に唱え始め、

塩沼さんが中央で、護摩を焚きはじめられました。

この時ほど、般若心経を暗記しててヨカッタと思った瞬間はありません。

だって、護摩祈祷が終わるまでだいたい一時間くらい

ずーっと唱えますので(200回くらい???)、より一体化される感じで

気分爽快でした♪

どんどん炎が上がってきて、ますますヒートアップ。

炎を見ると、普通興奮して、キャンプファイヤーのごとく???

ニコニコしてくるもんかと思いますが、

私は、なぜだか、なんだか、涙がどんどん出てきまして

アタマには「懺悔(さんげ)」という言葉がついて離れなかったです。

生まれてから今日まで、大きなことから、小さなことまで

数々の罪を私は犯してきました。

たとえそれが、警察につかまるものでもなかっても、

ちょっとした言動・表情・言葉で、さんざんいろんな人を

傷つけてきたり、人が見ていない・分からないからと

いろんな罪を犯して来た・・・本当にすいません・・・という心境です。

護摩木は、かなりあって、一番前に座っていましたので、

いろんなものがよく見えて、木に何が書いてあったかも見えました。

みなさん、何気なくそしてニコニコ生きていても、

いろんな悩みや苦難を抱えておられるんやな・・・

その悩みがこの護摩祈祷で薄らぐ、なくなることを

一緒に祈念させていただきました。

こんな心、洗われる時間を一週間に一度経験できる

仙台市の方々のこと、本当にいいなーって思います。

ご祈祷が終わり、塩沼さんの法話がありました。

いきなり

「こんばんは。あ、すいません。こんにちはでした。

今から言うことが全部抜けてしまいました・・・」と

今までの凛としたたくましい行者さんというイメージはなくなり、

普通の親しみやすいおにいさんって感じでした(笑)。