「まぐろ例会」 前編

東京から夜中帰って来て、翌朝はバスに乗り込み

一気に和歌山県串本町へ・・・。

ここは本州最南端の町なんだそうです(%ニコ女%)(%ハート%)

私が入っています、地元経営者団体

八尾商工会議所青年部の1月度例会・

一泊研修会に参加してきましたぁ〜(%笑う女%)(%王冠%)

最初の目的地は、日本初(世界初)で

本まぐろの完全養殖に成功された近畿大学の

水産研究所に行き、

スタッフの方々から、そのプロセス・ご苦労話を教えて

頂きました。

小さい時は、どうやら陸地の大きな水槽で

飼われているようです。

そんでもって、だんだん大きくなっていくと

沖にある大きな網で覆われた丸い水槽で

飼われているようです。

それを見に、小さな漁船に乗って沖に行きました(%王冠%)

何個かの水槽には、まぐろがうじゃうじゃ・・・。

最後に見せて頂いた水槽には、

イルカくらいの大きさのマグロちゃんがいて、

「マグロってこんなに大きいねんや〜(%ショック女%)」って

ビックリ仰天いたしました。

ここで面白い話を聞きました。

以前、水槽の入れ替えの時、マグロちゃんが

何匹か逃げたそうです。

何匹かはどっか行ったそうなんですが、

何匹かは、水槽の周りをうろうろ泳いでいて

無事ちゃんと捕まえたそうなんです。

私は不思議に思いました。

どうして沖の沖まで逃げなかったのか・・・

後、一番大きな水槽のマグロちゃんには

幅20センチくらいのアジ(死んだもの)が与えられるんですが、

それくらいの大きさの生きた魚がわんさか

マグロちゃんの水槽に泳いでいるんです。

だけど、マグロちゃんは、スタッフの方が投げたアジしか食べないそうです。

以上の疑問を、スタッフの方に聞いてみました。

するとおじさま曰く・・・

「これはあくまで推測ですが(マグロちゃんは日本語が話せないので・笑)

生まれてからずっと外(海)の環境を知らないので、

エサ(動いている魚)の取り方が分からないのでは?

それに、おなかがすく時間には、スタッフがエサを持って行きますし、

わざわざ動いている魚を追っかけるのは、めんどくさいのではないでしょうか?」

・・・ふむふむ。。。

以上のお話しを聞いて、よしこちゃん、ピン☆と来ました。

「これって、人間も同じやな(%ニヤ女%)(%王冠%)」って。

先ほども、中小企業の経営者の先輩方とお話していたのですが、

私の同世代の事業継承者の男子(30代〜40代前半)って

ハングリー精神がなく、保守的、行動力がない・・・などなど

50〜70代のバリバリがんばっておられる先輩方からすれば

全く経営者として能力がない人ばかりだと嘆かれておられましたが、

それらの人たちって、まさに、水槽の中のマグロちゃん状態と同じだと思いました。

生まれてから物に囲まれた生活。

お金もそこそこ持っている。

就職難で収入が少なくっても、親が未だにせっせと

貢いでくれる・養ってくれる訳です。

ゼイタクさえしなければ、充分生きていけるんですよね。

つまり、狭い空間は、冒険もできないけど、外敵がいない訳です。

私が、網から外れたマグロちゃんだったら

太平洋の先・アメリカまで行ってやりますが(笑)、

専業主婦の母親に可愛い可愛いと過保護に囲まれて育った

日本男子はマグロちゃんになる傾向にあるようです。

ほんま、日本全体がマグロのイケスのようで、

そのイケスに世界各国から、いろんな外敵が

大きな口を空けて迫っていることも知らずに・・・ああ、恐ろしいっ(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)