企業における、究極の社会貢献 「雇用を生んで、人材を育む」

1月28日(金)。

私が入っている経営者団体の事務局に行きました。

その事務局には、スタッフさんが何人かおられるのですが、

私が行った時ちょうど「正社員(女性で事務職)を追加で1人雇おう」

という話し合いが始まるところでした。

時間がありましたので、私もその輪に入り、

送られて来た履歴書を拝見させて頂きました。

聞くところによりますと、募集1人に対して、19人も来たそうで、

しかも募集開始一日目でそれだけ来たらしく、一日で締め切ったそうです。

まずそこで今の不況(失業率の高さ)を実感致しました。。。

履歴書を見ますと、20代後半から50代前半までの

幅広い方が応募されており、全員がここ5年くらい1〜2年で

職場をコロコロ変えてはります…

厳密に言うと、ほぼ全員前職が、派遣・契約社員かアルバイトなんです。

つまり業績悪化等で契約更新されなかったり、

リストラされたようです。会社が倒産したというのも少しありました。

40〜50代の方の履歴書を見ますと、学校(短大が多い)卒業後、

そこそこの企業に正社員で入社し、結婚などて退社するか、

独身の場合だったら、何らかの理由で5年くらい置きで転職されており、

ここ5年で1〜2年で一つ職場が変わっている傾向にありました。

一方、20〜30代くらいの方は、大学や高校卒業後、

アルバイトや派遣・契約社員になり、

数年おきに職場が変わっている方ばかりでした。

履歴書を眺めておりますと「非正規雇用」であることのご苦労、

そしてそこから抜け出したいという苦痛の叫びが聞こえてきます。

今の世の中では「安定」ということが求められているようです。

だから正社員に人が群がるようです。

私はそれらの履歴書から出てます「叫び」を聞いて、

なんだか切なくなりました。。。

その事務局では書類審査をし、何人かと面接し、

いい人がいれば採用するとのことで、

もしかしたら採用ゼロかも知れないそうです。

本当に厳しいですよね。。。

特に、若者は学校卒業してから非正規雇用になった人は、

そこから正社員にはい上がれる機会が乏しいようです。

もし景気が上向いていれば、『救いの手』もたくさんあったかと思いますが、

消費低迷や海外シフトがどんどん進んでいますから、

ほとんどの非正規雇用の方は正社員に上がれなかったのかも知れません。

やはりなんでも「最初が肝心」なのかも知れませんね。

日本の産業の根幹を支える中小企業が、

もっと元気になってたくさんの人を雇って育むことが、

「究極の社会貢献」だと私は痛感いたしました。

私は自身の人生の理念・戦略があり、私の会社で人を雇うことは致しませんが、

私のお客様の商売繁盛に貢献し、

そして個人的に社会のお役に立てる活動を益々がんばらないと…と痛感致しました。

そして私が今、起業6年目で曲がりなりにも、

維持発展でき、そしてボランティア活動を積極的に出来る環境にあることが、

実はめちゃくちゃ奇跡的にありがたいことだと痛感致しました。

世の中には食べる為だけ・自分の為だけに仕事し、

また生きせざるを得ない人がたくさんいるにも関わらず、

私はそれだけではありませんから…。

そういえば先日、仕事の5つのレベルが

書かれた紙に出会いました。

レベル①:嫌働(いやいや働く)

レベル②:被働(働かされている、という被害者意識で働く)

レベル③:労働(時間から時間まで働く)

レベル④:喜働(喜んで働く、働くことが喜び)

レベル⑤:遊働(働くこと自体が遊び)

おかげさまで私は「レベル⑤」っぽいです。

だから毎日、感動感謝感激にみちあふれた人生です。

ってことで、毎日多忙ですが、

これからもまた楽しく元気&積極的に「志事(しごと)」に励みたいと思いま〜す(%笑う女%)(%ハート%)