2月5日(土)。
今日は、母方の祖母の十三回忌。
おばあちゃんの仏壇は、おばあちゃんの長男(故人・母の兄)の
息子(いとこ)とその母(叔母)が見て下さっていますが
お骨は、大阪・天王寺区の一心寺さんに祀られており、
一番新しい阿弥陀如来の中に入られています(%ニコ女%)
一心寺さんから右のようなハガキが
いとこ宛に来たのですが、ちょっと遠くに住んでいる関係で
私の母に届けられました。
母は・・・「アンタ〜!毎月一心寺さん行っているし、
天王寺よく行くから、代わりに行ってきて〜!」と言われたので
私が親族代表で行くことにしました。
命日が2月5日でしたので、前日とかではなく
あえてその日に行きました。
朝10時半。一心寺さんに着くと、ビックリ(%ショック女%)(%星%)
めちゃくちゃ人が並んでるんです(%とんかち%)(%痛い女%)
土曜日だったから余計かと思いますが、
JR東海の新幹線のチケット売場や、月末の銀行のように
長蛇の列がありました。
しばしそこに並んでいると、見知らぬおばさんが
「ハガキ持っている人は、こっちに並べるでー、こっちの方が早いよ!」と
教えてくださり、おかげさまで少し早く順番が来ました。
大阪のなれなれしいおばちゃんのパワーに
感謝しまくった一幕デシタ〜(笑)。
はじめの受付で、右のような
薄い気で作られたものをもらいました。
何で紙ではなく、木なのか?
何でさきっちょが尖っているのか・・・
これは後で分かるんです(笑)。
(本堂でのお参りの時、位牌があるのですが、
その位牌は空(から)になっていて、その木を
上から位牌に差し込むと、簡易の位牌が完成〜♪
さきっちょが尖がっているのは、ハメタ後、指でつまみやすいからです。)
ま、銀行で言う「お振込み書」みたいなもんでしょうか?(%ニヤ女%)(%ハート%)
ま、この「銀行」は、お金を窓口で出しても
絶対に戻って来ませんが・・・ほんま、お寺って
ええ商売でんなぁ〜(爆)☆???
写真にはないですが、
一番目の受付(会計とかかれたところ)で
さきほどの写真のものを頂き、
二番目の受付で、これの2倍くらいの大きさ・厚さの
木におばあちゃんのあの世での名前など
デカデカ書いて下さったものを手に取って本堂に行きました。
最初に貰った写真の木の文字って
私にでも書けそうな、マニュアル的で心が籠もっていないもんやなーって
感じていたのですが、
二番目に頂いた木は、めっちゃマッハに書かれてはりましたが
四国お遍路さんのご朱印(サイン)のように
美しい文字だったのが印象的でした。
文字のキレイさ・汚さがどうであれ、お寺の方々の応対がどうであれ、
一番大切なのは、私たち親族が
おばあちゃんに対して、どう思っているのかが
大切やなーって、本堂で手を合わせている時に分かりました(%笑う女%)(%ハート%)
で、本堂に行った訳なんですが、
受付の場所に100人くらい、本堂には200人を越える人たちが
順番待ちをしていました(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)
今日日の銀行も、そこまで人を待たせへんやろ〜(%怒る女%)(%雷%)って
よしこちゃん、チョットお怒りモードに突入しましたが、
なんせ普段なかなか行けない場所ですので
(いつもは本堂の中に入らず参拝していますので)
興味シンシン♪でいろいろ観察していました(%ニヤ女%)(%ハート%)
本堂の真ん中には、想像ですが・・・黄金の「阿弥陀如来」があり
向かって左右に、法要をして下さる場所があり、
私が行った時には、左側しか法要をしていませんでした。
思わず・・・
「こりゃー、一番窓口しか空いていない、銀行窓口状態やなー」って
一人ツッコミ☆(笑)(%ニヤ女%)(%王冠%)
その一番窓口(笑)では、マイクで、喪主(?)の方の名前を
数分感覚で、どんどん言っていかれました。
このあたりも、
「530番、○○株式会社様〜♪」っていう、銀行のおねえさま状態(笑)。
スイマセン・・・、このあたりから、一人でゲラゲラと
爆笑状態っ(%ニヤ女%)(%ニヤ女%)(%ニヤ女%)
11時数分前。
立派な袈裟をつけたお坊さん(A)と、アシスタントっぽい
若いお坊さん2名(BとC)が、現われ、
待ちに待った(?)、“二番窓口”(右側)が開き、
そこで、いとこの名前が呼ばれたので、右側の
一番前の、お坊さんの目と鼻の先の場所を陣取り、
いろいろ観察していました(笑)。
きっと、この時ばかりは、幼稚園児バリにキョロキョロ
あたりを見まくってたかと思います(%ニヤ女%)(%音符1%)
お坊さんAさんが、お経を唱える役、
お坊さんBさんが、Aの方の横で、鐘?何かの仏具を鳴らし、
Aさんと一緒に、少し小さな声で、お経を唱えられています。
そして一番若者っぽいCさんが、
法要する人の名前を呼んだり、参拝者の交通整理をしたり、
法要する人にお菓子を渡したりする雑務をする役のようでした。
今日はとても多い人だったのか、
それとも、ちょっとまだCさんが慣れていなかったのか、
時々Bさんが、お経を読んだり鐘たたいたりするのを止めて
私たちの方に向きを少し向けて、Cさんの仕事のサポートをされていました。
(キモチ、「C君よ。。。もうちょっと、効率よくやってくれ的な顔つきでした・笑。
やっぱりお坊さんでも喜怒哀楽の感情は無くならないようですヮ☆」)
私はじーっと観察していまして、
3人よりも、4人の方が、よりスムーズに行くかとも思いましたが、
それだと人件費がかかるし。。。(一心寺さん、建物にお金かけすぎっ☆
お寺やのに、絢爛煌びやかやし・・・ま、我がオカン的には
そんなんの方が好きらしい・・・大阪のおばちゃん好み?!)
だけど、狭いスペースですので
4人もいれば、動線がぶつかり、効率が落ちるのか分かりませんが、
ま、これは雑務担当のCさんの経験不足なんでしょうかネ???
お坊さんの世界にも、きっちり上下関係が存在し、
それぞれのステージに合った、修行があるんやなーって
しみじみ感じました(%ニコ女%)(%星%)
一心寺さんに着いて一時間半、ようやく私の順番が回って来ました。
合掌一回。ご焼香を一回。そして合掌。
不思議なんですが、この時だけは、まわりは静寂の空間でした。
これぞ『空(くう)』の世界でしょうか?
背中があったかく、ちょっと不思議な場所でした。
ご焼香が終わり、少し左にずれて待機。
するともう次の方がご焼香しています。
ほんま、見事な流れ(システム)!!!
そこでCのお坊さんに、お菓子を頂戴し、
本堂を後にしました。
私のような、何回忌とかで来ていた人が殆どでしたが、
納骨に来られていた方も、ちょこちょこおられ、みなさま喪服でした。
丁度私の前の人たちが、その方々で、
喪服を着ていた父・母・女子大学生&高校生の娘さんの4人がおられました。
その方々は、ちょっとお経を唱える時間が長く
(といっても3分くらい? 何回忌の人は1分くらいです。)
私は、上に置かれていた、その白い箱を眺めていました。
「ああ、なんやかんや、言ってもやっても、結局は人ってみんな
コレ(白い箱)に納まるんやな・・・」
そう、思うと、虚しさ半分(「諸行無常」状態)、
そして何故か滑稽さ半分で、なんだか笑けてきました(%ニヤ女%)
この滑稽さの域に達したのは、今回はじめてです。
「みんな、あれ欲しい、これはイラン!とか
毎日、欲に導かれて、いろんな生き方してはるけど、
人間って産まれる時と死ぬ時は同じなんやな・・・。
気分は、喜怒哀楽が入り乱れた
24時間365日の“劇”を観ている観客のような心境です。
ある時は意図的、もしくは知らずに人を傷つけ己の幸に突っ走り、
またある時は、だれかの為に命をささげるべく愛に生きる・・・
苦難も幸せも、全て人生劇場の中のもの。
母親の胎内から出て来たら幕が上がり、
そして白い箱に入ったらそれで閉幕。
ああ、人生って、このようなもんなんや・・・。
って、また『何か』、すごくいい気付きを掴んだような気がします。
私に主役を課せられたこの人生劇場を、いかに演じきるか?
そして人様の人生劇場の脇役として、いかに演じるか・・・?
役者の時もあれば、裏方の舞台装置を操る時もあり、
シナリオライターの時もあり、監督の時もあり。。。
とにもかくにも、その時々で与えられた
人生の役割をしっかり把握し、演じきって
よしこちゃんが白い箱に納まった時、
たくさんの人たちに集まって頂けるような演技(=生き方)を
やり通したいなと思いました(%ニコ女%)(%星%)
おばあちゃんがあの世に行って、13年目。
まだ私の中にも、おばあちゃんがいて、見守ってくれていて
今でも、私に語りかけてくれていること、
本当に感謝しています。
守口のおばあちゃん、ありがとう(%笑う女%)(%王冠%)