高知県香美市 「アンパンマン」のふるさとへ 前編

3月11日(金)朝7時。

自宅のある大阪府八尾市を出て、

マイカーでせっせと明石海峡大橋を渡り、

淡路島経由で、高知県へ行きましたぁ〜(%笑う女%)(%車%)

一番目の目的地は、高知県の

「香美市立やなせたかし記念館」

やなせたかしさんは、アンパンマンの作者で、

現在91歳、今も現役バリバリのすごいおじいさんです。

アンパンマンは奥が深いアニメで、

子どもから大人が楽しめ、じっくり考えられるアニメ。

下記はやなせたかしさんのコメントです。

「ばい菌は食品の敵だけれど、アンパンを作るパンだって

イースト菌という菌がなければ作れない。

だから、敵だけど味方。味方だけど敵。

この世は善と悪、光と影。対立するものは

それだけでは存在できないから、その一方があるんです。

絵を描く場合もそうです。

光を描こうとすれば、それは影をしっかり描くということ。

ばいきんまんを丁寧に描けば、

アンパンマンは自然に出てくる。影があるからこそ、光がわかる。」

世の中は全て陰と陽・・・男と女、太陽と月、善と悪、徳と罪などなど

2つの対立したもので出来ているということは

わたしも聞いたことがあります。

アンパンマン(正義)はどうして存在するのか?

それは、バイキンマン(悪)が存在するから。

悪が強ければ、強いほど、アンパンマン(善)は活躍する場が与えられる。

だから、悪や罪に対して、度を越した忌み嫌いまくることは

あまりよろしいことではないかな・・・と。

アンパンマンの世界では、

バイキンマンがありえないくらい

アンパンマンなどに対して、劣悪なことをしれかしたり

毎回しまくってますが、

なぜか、バイキンマンはニクメナイキャラクターなのが

大いに不思議です(笑)。

これは推測ですが、

作者のやなせたかしさんは、善も悪も全て

この世では必要不可欠なものとして

愛を持って全て受容しているのではないんかな?と感じました。

まさに、菩薩・如来(ホトケサマ・カミサマ)の次元デスネ(笑)。

そう思えると、悪というものに対して

少しだけ、受容の精神が芽生えてきます(%ニコ女%)(%星%)

わたしの前の前の職場は、

大手ゲーム会社が運営していた

子ども向けのゲームセンターで、

そこでは、言葉をしゃべり始める前後の

子どもたち(男女とも)が、やたらアンパンマンの

熱狂的なファンの子ばかりでした。

なんでなんかな?

その疑問が、ふっと解けたような気がしました。

子どもは産まれた時から、言葉をはなしはじめる前までは

自我というものが殆どなく、みんなに対してニコニコしていて、

怒っている大人であっても、みんなが笑顔になり、心が和みます。

まさにホトケサマの領域ですよね。

その子どもたちのホトケサマの精神と、

アンパンマンの自らの命をかけた献身的な精神

(頭のアンパンを困っている人に分け与えるなどの献身的な行為)とが

合致して、子どもたちを熱狂的な「アンパンマン教」へと

導いているのではないかな・・・?とダイナミックな推論を立てました(%ニヤ女%)(%ハート%)

ところが、人間というものは「自我」というややこしいものがあり、

それがどんどん出てくると、だんだんバイキンマンになって来る訳です(笑)。

だけど、ずっとバイキンマンしてますと、

いろんな苦難が来るわけです。

例えば、友達をいじめていたのが、いつのまにか自分がいじめられている。

学校に合格したいからってカンニングして、それがバレて不合格になる。

人のものを盗んで自分のものにしたことがバレて、警察のお世話になる。

法律をかいくぐって儲けに走り、税務調査でひっかかり、追徴課税を

がっぽり課せられる。

若い女性との浮気がばれて、妻子が自分の元を去る・・・。

などなど具体例を挙げればキリがないですヮ(笑)。

そんな大苦難にぶつかって人間というものははじめて

「ああ、やっぱりバイキンマンやなくって、アンパンマン的な生き方をせなな!」と

半生し、赤ちゃんの時のように、アンパンマンに帰っていくもんだと思います。

(ま、中には、ずっとアンパンマンの人もいれば、アンパンマン→

バイキンマンで人生終ってしまう人もおりますが。。。)

ミュージアムの外に、

やなせたかしさんの詩がありました。

人を、包丁とまな板(ホオノキ)に例えられています。

自分が傷ついても、決して包丁の刃を痛めない。

トントントン、音がうれしそう。

まな板でいい、低級なキのホオノキでいい。

そんなことが書かれています。

わたしも、やなせさんのような、まな板のような

人間でありたい。

そう思えた、感動的なミュージアム体験でした。

最後に、アンパンマンミュージアムの

「アンパンマン憲章」がすごい・・・。

a アンパンマンはいつもあかるい
n なかよくあそぼうみんなともだち
p パンチはつよいがこころはやさしい
a アンパンマンはみんなだいすき
n ないてるこどもはぼくがたすける

m まるいかおしてげんきでにこにこ
a アンパンマンはくじけない
n なみだこぼすなつよくいきよう

こんな子どもたち、そして昔必ず子どもだった大人たちみんなに

広く知って頂き、そうなっていただきたいなと思いました。

そうなれば、ぜったいに世界はよくなってくる。

例え、どんな苦難(痛み)がやって来たとしても。。。

みなさまもゼヒ、アンパンマンのふるさとに

行かれてくださいね〜(%ニコ女%)(%音符2%)