3月11日(金)朝7時。
自宅のある大阪府八尾市を出て、
マイカーでせっせと明石海峡大橋を渡り、
淡路島経由で、高知県へ行きましたぁ〜(%笑う女%)(%車%)
一番目の目的地は、高知県の
やなせたかしさんは、アンパンマンの作者で、
現在91歳、今も現役バリバリのすごいおじいさんです。
![](/img/uz42837/FI1945353_0E.jpg)
アンパンマンは奥が深いアニメで、
子どもから大人が楽しめ、じっくり考えられるアニメ。
下記はやなせたかしさんのコメントです。
「ばい菌は食品の敵だけれど、アンパンを作るパンだって
イースト菌という菌がなければ作れない。
だから、敵だけど味方。味方だけど敵。
この世は善と悪、光と影。対立するものは
それだけでは存在できないから、その一方があるんです。
絵を描く場合もそうです。
光を描こうとすれば、それは影をしっかり描くということ。
ばいきんまんを丁寧に描けば、
アンパンマンは自然に出てくる。影があるからこそ、光がわかる。」
世の中は全て陰と陽・・・男と女、太陽と月、善と悪、徳と罪などなど
2つの対立したもので出来ているということは
わたしも聞いたことがあります。
アンパンマン(正義)はどうして存在するのか?
それは、バイキンマン(悪)が存在するから。
悪が強ければ、強いほど、アンパンマン(善)は活躍する場が与えられる。
だから、悪や罪に対して、度を越した忌み嫌いまくることは
あまりよろしいことではないかな・・・と。
![](/img/uz42837/FI1945353_1E.jpg)
アンパンマンの世界では、
バイキンマンがありえないくらい
アンパンマンなどに対して、劣悪なことをしれかしたり
毎回しまくってますが、
なぜか、バイキンマンはニクメナイキャラクターなのが
大いに不思議です(笑)。
これは推測ですが、
作者のやなせたかしさんは、善も悪も全て
この世では必要不可欠なものとして
愛を持って全て受容しているのではないんかな?と感じました。
まさに、菩薩・如来(ホトケサマ・カミサマ)の次元デスネ(笑)。
そう思えると、悪というものに対して
少しだけ、受容の精神が芽生えてきます(%ニコ女%)(%星%)
![](/img/uz42837/FI1945353_2E.jpg)
わたしの前の前の職場は、
大手ゲーム会社が運営していた
子ども向けのゲームセンターで、
そこでは、言葉をしゃべり始める前後の
子どもたち(男女とも)が、やたらアンパンマンの
熱狂的なファンの子ばかりでした。
なんでなんかな?
その疑問が、ふっと解けたような気がしました。
子どもは産まれた時から、言葉をはなしはじめる前までは
自我というものが殆どなく、みんなに対してニコニコしていて、
怒っている大人であっても、みんなが笑顔になり、心が和みます。
まさにホトケサマの領域ですよね。
その子どもたちのホトケサマの精神と、
アンパンマンの自らの命をかけた献身的な精神
(頭のアンパンを困っている人に分け与えるなどの献身的な行為)とが
合致して、子どもたちを熱狂的な「アンパンマン教」へと
導いているのではないかな・・・?とダイナミックな推論を立てました(%ニヤ女%)(%ハート%)
ところが、人間というものは「自我」というややこしいものがあり、
それがどんどん出てくると、だんだんバイキンマンになって来る訳です(笑)。
だけど、ずっとバイキンマンしてますと、
いろんな苦難が来るわけです。
例えば、友達をいじめていたのが、いつのまにか自分がいじめられている。
学校に合格したいからってカンニングして、それがバレて不合格になる。
人のものを盗んで自分のものにしたことがバレて、警察のお世話になる。
法律をかいくぐって儲けに走り、税務調査でひっかかり、追徴課税を
がっぽり課せられる。
若い女性との浮気がばれて、妻子が自分の元を去る・・・。
などなど具体例を挙げればキリがないですヮ(笑)。
そんな大苦難にぶつかって人間というものははじめて
「ああ、やっぱりバイキンマンやなくって、アンパンマン的な生き方をせなな!」と
半生し、赤ちゃんの時のように、アンパンマンに帰っていくもんだと思います。
(ま、中には、ずっとアンパンマンの人もいれば、アンパンマン→
バイキンマンで人生終ってしまう人もおりますが。。。)
![](/img/uz42837/FI1945353_3E.jpg)
ミュージアムの外に、
やなせたかしさんの詩がありました。
人を、包丁とまな板(ホオノキ)に例えられています。
自分が傷ついても、決して包丁の刃を痛めない。
トントントン、音がうれしそう。
まな板でいい、低級なキのホオノキでいい。
そんなことが書かれています。
わたしも、やなせさんのような、まな板のような
人間でありたい。
そう思えた、感動的なミュージアム体験でした。
最後に、アンパンマンミュージアムの
「アンパンマン憲章」がすごい・・・。
a アンパンマンはいつもあかるい
n なかよくあそぼうみんなともだち
p パンチはつよいがこころはやさしい
a アンパンマンはみんなだいすき
n ないてるこどもはぼくがたすける
m まるいかおしてげんきでにこにこ
a アンパンマンはくじけない
n なみだこぼすなつよくいきよう
こんな子どもたち、そして昔必ず子どもだった大人たちみんなに
広く知って頂き、そうなっていただきたいなと思いました。
そうなれば、ぜったいに世界はよくなってくる。
例え、どんな苦難(痛み)がやって来たとしても。。。
みなさまもゼヒ、アンパンマンのふるさとに
行かれてくださいね〜(%ニコ女%)(%音符2%)
![](/img/uz42837/FI1945353_4E.jpg)