お遍路を終えた後・・・ 前編

7月27日(水)朝。

5時過ぎに、ぱっと目が覚め、

身仕度を整え、旅館側にある海(大浜海岸・美波町)へ。

夜は明けていましたが、5時過ぎの海岸には誰もおらず…。

雨が降っていましたが、だんだん小降りになってきました。

昨晩は、残念ながらウミガメの産卵は見れませんでした。

理由は、今週やって来た、台風6号の影響で、

綺麗な砂浜に、膨大な海藻をはじめ

ありとあらゆる海の浮遊物(ゴミも含む)が海岸を汚し、

それが産卵の邪魔になり、ウミガメが海岸に上がって来ても、

産まずに海に帰っていくとのことです。

そこで、日和佐の人たちは、海岸にショベルカーをたくさん持ち込み、

朝早くから夕方まで、海岸の浮遊物の撤去作業をされておられました。

ウミガメの産卵期は毎年5月20日から8月20日と決まっているそうです。

後一ヶ月もないので、かなり焦っているとのことです。

日和佐の海岸は、ウミガメ専門の監視員がいる、

珍しい海岸らしく、そこにはウミガメ博物館や

ウミガメのカタチをした、公衆電話もあります(笑)。

ウミガメは日和佐の、『観光資源』の一つのようですが、

それ以上に、日和佐の方々の、ウミガメに対する『愛情』を感じ、

何だかめちゃくちゃ感動いたしました。。。

ウミガメが涙流して、産卵する映像を思い浮かべながら、

私は日和佐を後にしました。

日和佐駅から徳島駅まで、『特急むろと』に

乗ってちょうど一時間で着きました。

7月23日から4日間歩いた過程で眺めていた、

列車の風景を何箇所か見つけながら、

『やっぱり鉄道は、めちゃくちゃ早いなぁ〜!!!』と、

改めて感じるとともに、昔の人たちは、

電車とか車とかなかったから大変やったんやなぁ…って、

痛感するとともに、今のベンリな世の中が、

本当にありがたいなぁ…って実感いたしました(T_T)。

徳島駅に着き、徒歩10分、

22日夜に泊まったホテルに歩き遍路で

使わなかった荷物を取りに行き、着替えをし、

これから講演をしに行きますので、

その資料をパソコンで完成・プリントアウトさせて頂きました。

一時間半くらいしてホテルを出て、

眉山が見える美しい川のところで、しばしのんびりし、徳島を後にしました。

徳島駅前の大型スクリーンをぱっと眺めた時、

偶然、23番・薬王寺の宣伝が流れていました。

『また秋になったら、おいで〜(^^)』…そう言われているようでした。

万感の思いで、『特急うずしお』に乗り、

香川・高松駅に向かいました。

途中、板野駅に止まりました。

ここは3番・金泉寺がある駅で、二つ徳島寄りの板東駅は、

1番・霊山寺があります。

霊山寺を今年4月に歩き始めてから、

もうずいぶん時間が流れたかと思いきや、

まだ3ヶ月しか経っていないことにスナオに驚きですw(゜o゜)w☆☆☆☆☆

それだけ、中身の濃い人生を歩ませて頂いているんやなぁ…って、

感謝、感激です。。。

<つづく>