ハイジの国・スイス訪問記 その2

朝8時から定期的に鳴る、教会の鐘の音が

何ともいえない、すてきな情緒をかもしだしていました(^^)。

町(そこで暮らす人たち)の多くが、

自然と同じリズムで、早寝早起きをしておられるようでした。

今でも、大自然を相手にしている

牧場経営で生計を立てている人が多いようで、

それでそのようなライフスタイルが、まだ定着しているのかな?と思いました。

ホテルの部屋に着き、ライトを点けると

ライトの絶対数が少なくって、なんだかとても暗く感じました。

このホテル自体が古い(というか、めっちゃモダンでステキ^^!)

という理由もあろうかと思いますが、

必要以上に、ムダに電気を消費しない・・・という

ヨーロッパのムダのない合理的な考え方に

基づいているのかなぁ・・・とも思いました。

(さすが、産業革命が日本よりずっと早く起こった地域だけありますネ!)

今、日本は、原子力の問題で、すったもんだしていますが、

こんな感じのこと、日本人は見習わないといけませんね。

後、スープやスパゲッティ等を食べ切った後に、

少し残るスープやソースを、ちぎったパンで拭き取って食べますが、

これも最後までムダなく食べる(食べ物を大切にする)というのと、

お皿を洗う水と洗剤を少なくするというのと…

2つの合理的な考えから来た習慣なのかも知れませんね。

ムダなく質素なヨーロッパの人たちの長年の習慣は、

江戸時代までの日本文化に通じるものがあります。

…にしましても、飛行機2つと電車2つで、

ひたすら移動しまくった日でしたので、

ホテルで夜ゴハンを食べたら即☆強烈な眠気が襲い、

22時にはバタンキュー☆状態デシタ…(^^;)

翌朝・9日(水)。朝4時半にパッと目が覚め、

シャワーを浴びて、街中を散歩したり

パソコンを開けて、カチカチお仕事☆

先日のメールにも書きましたが、

この町の夜はし〜ん…と静まりかえっていて刺激がなく、

しかも疲れ切ってて、更に日本時間にあまりずれないように、

普段は絶対起きれない、朝早い時間に目が覚めたのかも知れませんね(^^)。

ちなみに時差ボケは、11日朝(3日目)以降、

ほとんど感じなくなりました。

人間の適応力ってスゴイです!

(それまでは長い時間、電車に乗っている時やご飯食べた後、

そして日が暮れた17時以降から、強烈な眠気が襲って来ました・汗)

ま、本当はスイスの田舎町の方々のように、

早寝早起きが「自然のリズム」に合わせて生きるのがベストのような気がしました…

が、大阪での生活は自然のリズムと離れた環境(生活環境・職業環境)なので、

便利な反面、昼と夜との線引きのない…ダラダラした感じがしました。

ちなみにこの町の人たちは先祖代々、

牛を中心とした放牧業を生業としている人が多いそうです。

自然相手の仕事、だからこそ、自然のリズムに合い続けるんでしょうね。

8時過ぎ。

両親と妹とホテルのバイキング料理を食べました(^^)☆

①パン ②チーズ ③ハム ④シリアル ⑤ヨーグルト ⑥果物

この6種類の食べ物が何種類かずつありました。

海外出張豊富な父いわく

「ヨーロッパはたいていどこも、こんなかんじの朝ごはんや。」

…さすがに、ホテルが変わっても毎朝毎朝同じメニューで、

いかに日本のホテルなどの朝食バイキング(=日本食)が、

バラエティー豊かか…まざまざと体験させられました(感謝っ(-人-)☆)

ヨーロッパの人たちは日本と比べて「食」というものに、

こだわりを持っていない傾向にあるようです。

「何でもエエから安く、腹いっぱい食べたらそんでエエ。」

そんな感じがしました。

ただ、「何を食べるか」よりも、

「誰と、どんな雰囲気のところで食べるか」は

日本人よりもこだわりを持っておられるような気がしました。

日本人でも食べる物にこだわらない人もいるように、

一概にカテゴリー分けは出来ませんが、

同じ人間でも住む場所や歴史の違いで、ちょっとずつ、

価値観や生活習慣が違うねんなぁ…

と、また新たな視点で物事が見れた気がしています(^^)。

<つづく>