58番・仏遊寺→栄屋旅館(伊予西条市)へ ②

今回のお遍路旅から、

「ありがとう」とか「おめでとう」とか・・・

いわゆる「プラス言葉」ばかりが

目に入ってくるようになりました。

一昨日の夕方、スーパーでおにぎり等を買ったんですが、

なんとな〜くそこで頂いたビニール袋を眺めますと、

そのスーパーの店名ではなく、

「ありがとう(^0^)」と書かれている事に気づきました!

(気づくのん、遅いなぁ〜・笑)

店名は覚えていませんが、そんなステキな袋を使ってはるなんで、

本当に素晴らしいスーパーやなぁ〜って思いました(%笑う女%)(%ハート%)

午前8時。

仏遊寺の山道をどんどん下りて6キロ。

10時に、59番・国分寺に着きました。

この前から、ちょっとした雨が降ったり止んだり・・・。

台風の影響でしょうか?

にしましても、台風15号がちょっと西へそれてくれたおかげで、

今回の遍路旅は、何とか普通にこなせております。

(さすがに豪雨+この暑さでカッパ着て、お遍路スタイルというのは、

サウナ状態でチョーやばいです・・・滝汗)

もしも、台風がちょっと東にずれていたら、

私は完璧、どこかの山奥で豪雨に遭って、

遍路道で、よしこちゃんの墓標が立っていたかと思います。。。(笑)

そう思うと、人間の運命や運、ツキというものは

紙一重で、白にも黒にもなる・・・つまり

ガラット変わるもんやねんなぁ・・・って思いました。

ほんと、そんな絶妙なところで、

幸せに生かされているこの命。本当に感謝、感謝です。。。

国分寺から、傘を差したり畳んだりしながら

古い住宅地を歩いた後は、

2車線ずつの大きな幹線道路に出ました。

そのあたりから、だんだんと両足の膝から下が、

本格的に痛み出してきました(%ショック女%)(%涙%)

やっぱり、コンクリートの道は、

お遍路さんの足にはよくないようです。

体力的にしんどくなると、

精神的にも参ってきます。

そんな時、私の横に一台の軽自動車が止まり

30くらいの?若いおにいさんがやって来て、

「これ、お接待です、がんばってくださいね(%笑う男%)(%星%)」と言われ、

パンを3つ下さりました。

しんどい時にお接待という、この絶妙なタイミング、

本当に有難かったです。

そのおにいさんは、地元の人で

2ヶ月くらい前に「逆打ち(88→1番へ回る)」で

歩いてお遍路さんされたそうで、

見た目も『バリバリ野宿してお遍路さんしてました〜!』という

チョー☆アウトドア派でしかも、お遍路さんの数珠や手ぬぐいを

身体につけておられました(かなり重度のお遍路病・笑)。

やっぱり、同じ「歩きお遍路仲間」だけあって、

つまり、同じ苦労を味わった同士だけあって、

ついつい20分くらい、立ち話ししてしまいました。

そして同じ苦労を味わった同士だからこそ、

同士の苦労がわかり、わざわざ車を止めて「お接待」して

くださったんだと思います。

もしも私がお遍路道沿いで暮らしていたら、

絶対私も彼のように、お遍路さんを見つけたら、

何か買って、Uターンして、お接待させて頂くと思います(%笑う女%)(%晴れ%)

そのおにいさんとお会いした1キロ先に

「道の駅 今治湯ノ浦温泉」があり、

そこで「鯛うどん」や、「八朔ゼリー」をゲット、

そしておにいさんから頂いたパン1つを食べさせて頂きました。

食べ終わって12時過ぎ、

強烈な睡魔が襲って来ました(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)

道の駅の入口のところに、丸いソファーがあり、

入口に面してない方(つまり裏側)にどーんと座り、

「終電前の酔っ払ったオッサン」とかなり似た感じで(笑)、

コクン、コクン・・・と居眠りし始めました。

公共の場所で居眠りなんて、独身女子のすることではゴザイマセンガ☆、

お宿まで後11キロある上、雨降の中、このまま歩くのは

精神的云々以前に、命の危険を感じ、

「ここは一切の恥を捨てて、寝よう☆」と決意した訳です。

途中何回か目を覚ましつつも、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の

オープニングソングが「目覚まし」になって、ぱっと起き、

自販機でコーヒーをゲットし飲んで、13時からまた歩き出しました。

ちなみに、この道の駅、

「温泉スタンド」といいものがあり、

100円で、ここの温泉水が100リットル

買えるんやそうです(驚)☆

あ〜あ・・・、こんなスタンドがご近所にあれば、

毎日温泉三昧やのになぁ〜(%ニヤ女%)(%ハート%)