やっぱり、標高745メートルはきつくって、
ほんと、最後は泣きそうでした。。。
最後の最後に階段がありました。
階段を「またか!」と嘆くか、
「古えの方々からのプレゼント」と感謝するかによって
上る気持ちが変わると感じました。
階段がなければ、急な斜面を私たちは
何倍ものエネルギー&時間を使って
上らないといけませんからね。
私は普段、めっちゃ汗をかかない人間
(つまり寒がりで、あまり飲食はしない方です)
なんですが、この横峰寺までの道のりは
「これでもか〜!」っていうくらい、
汗をかき、リュックサック、白装束・・・袈裟までもが
びっちょり汗で濡れました。。。
それだけ、すごい遍路道だったようです。
2.2キロの山道を1時間13分で登りました。
この間の標高差、ナント☆445メートルです(驚)☆
猛烈な汗をかき、カラダはめちゃくちゃ疲れましたが、
ココロはとってもスッキリ!!
心身の・・・はたまた私の“DNA”の奥の奥にある、
「よろしくないもの(=罪)」が、汗と共にじわーっとにじみ出てきて、
大気中に昇華していくという感じです。
ほんと、こんなに素晴らしい昇華(消罪)の瞬間を体験出来るから、
お遍路行は止められません(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)
横峰寺をお参りした後、別の道をひたすら下山し、
(自転車乗ってたおにいさんは、自転車を置いてたため、
同じ道を上がって下ってはりました)
途中、なぜか意表をつかれ?上りも500メートルくらいあって
(これは精神的に疲れた。。。)
やっとのことで、また町に出てきました。
横峰寺から10キロ弱のところに、
61番・香園寺があります。
ここはちょっと変わってて、大きな箱型のお寺です。
チョー現代的お寺って感じです。
ここをお参りしている途中から、
雷がゴロゴロと鳴り出し、雨が降ってきました。
ここから1キロちょい離れた場所に
今泊まっている旅館があったので、
ちょっと小ぶりになってから、傘を差しながら、
せっせと旅館に向かい、チェックイン。
そしてすぐにお風呂に入りました。
かなり疲弊していて、お布団敷いて、
洗濯物を干し終わった瞬間、
ぐ〜っ☆と即行、爆眠(笑)。
だけどすぐ、目を覚まし、窓を開けると
雨が止んでいました。時間は16時15分でした。
「こりゃー、62番・宝寿寺もお参り出来そう♪」
そう思い、私服で、袈裟をつけ、金剛杖を持って、
小松駅前にある宝寿寺に行きました。
お参り後、納経所に行きますと、
「納経時間:朝8時〜夕方5時まで」と書かれた張り紙がありました。
普通、納経時間って、朝7時からなんですよね。
その時間の横に・・・
「※当寺は、『霊場会』とは関係ありません」と
ちょっと意味不明のことが書かれていました。
つまり、88カ寺が入っていると思われる『四国八十八ヶ所霊場会』メンバーは
朝7時から納経すると統一されているようですが、
ウチは関係ないので、朝8時からです・・・的なニュアンスの張り紙でした。
・・・なんだか、お寺の世界も、
いろんなこと(争いごととか、意見の相違)があるんですね。
そこで、はっと思い出しました。
愛媛県愛南町をお遍路さんしている時出会った
歩きお遍路のおにいさんに、
このお寺だけ、朝8時からしか納経してくれないんで注意してください・・・って
教えられていました。
きっと、無意識のうちに、なんとなくそれを覚えていて、
それで、目が覚めて、お参りに行ったんだと思います。
もしもあのまま寝ていて、明日の朝、宝寿寺にお参りに行ってたら、
朝の8時まで、この伊予小松にいなければならない状態でした。
ほんと、情報をくれたおにいさんや、「虫の知らせ」に感謝、感謝です。
今晩の旅館には、団塊世代の歩きお遍路さん1名と、
ご夫婦(団塊の世代)で歩かれているお遍路さんがおられました。
(昨晩の、栄屋旅館も私一人だったんですが)
その方々は全員、栄屋旅館よりも約10キロ向こう・・・
つまり、私が前日お昼にランチした今治湯ノ浦温泉郷で
泊まられて、今、私と同じところに泊まっておられます。
ってことはつまり、今日は私よりも10キロ多く
歩かれているということです。ほんと、すごいです。。。
それらお3方は、「栄屋旅館で泊まれば
荷物を次の宿泊所まで運んでくれる」
・・・という情報は持っていませんでした。
私は、その情報を事前に持っていたため、
栄屋旅館と、今泊まっている旅館小松には必ず泊まる!
という計画を大阪で立ててから、やって来ました。
実は、今日のお遍路旅の途中、
かなりバテてはる上記ご夫妻を、私はものすごいスピードで
抜かしたんです。。。
そのご夫妻に「なんて軽々しい早いお方だ!って思っていたんですよ」って
言われました(笑)。
こんなところでも、
いかに自分にとって、必要な情報を多く&正しくキャッチし、
四国お遍路道に(人生の遍路道にも)活用して行けるか・・・?
ということが、よりよい道を歩む為に必要不可欠なんだと
まざまざと見せ付けられたという感じです。
さて、明日・30日でいよいよ、今回の夏遍路も終わりです。
約20キロ、新居浜駅までハリキッテ歩きたいと思います!
今、窓の外はめっちゃ大雨・・・。
そしてよしこちゃん、めっちゃ眠いし、足先が痛い・・・。
ちょっとヤバそうですが、
朗らかに眠りたいと思いま〜す(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)