極寒の昼食の後、1キロ先に
八栗寺行きのケーブルカー乗り場があり、
私は歩きお遍路さんなんで、
横道から山を登り始めました。
すると、真新しいお接待処「仁庵(じんあん)」があり、
入ってみることにしました。
ここは榊原さんというおばさまが、6年前から初められた場所で、
数年前にNHKも取材に来られたり、
カナダの日本のお遍路を紹介する雑誌の取材も来られたそうです。
そのおばさんは、この場所の運営を「遊び」だと
断言され、満面の笑みで答えられました。
無料で、ケーキやお菓子、お茶、干し柿・・・どんどん出てきます!
ガンガン☆石油ファンヒーターがかかっていて、
極寒の気候から一気に春の陽気状態で、
めっちゃ救われました!!
榊原さんは「遊び」だと言ってはりましたが、
おばさんの遊びは自分だけでなく、お遍路さんやご近所の方
みんなが幸せになる遊びなんですよね。
だからますますステキな物心両面が集まってくる。
私も遊ぶなら、こんな感じで自分以外の方々も
喜んで頂ける遊びに徹したい!そう強く思いました(%笑う女%)(%ハート%)
![](/img/uz42837/FI1957997_0E.jpg)
85番・八栗寺お参りから、6キロ先に
86番・志度寺があります。
旧街道筋沿いに志度湾が見えてきました(%ニコ女%)(%星%)
![](/img/uz42837/FI1957997_1E.jpg)
志度駅近くに「平賀源内 旧邸」と書かれた家があり
入ってみることにしました。
先ほどの「仁庵」とかもそうですが、
時間・計画にゆとりがあるからこそ、遍路沿いで
「寄り道」が可能になります。
お遍路行はあくまでメインですが、
と同時に、四国の素晴らしい風土、歴史、文化、そして人を
マンキツして自身の糧にしたい!という気持ちで
今回はこんな感じで、かなり時間にゆとりを持たせています。
また、「最後の遍路旅」ということなんで、
ゆっくり味わいたいし、『慣れ』もあって、
こんな旅をさせて頂いています(%ニヤ女%)(%晴れ%)
![](/img/uz42837/FI1957997_2E.jpg)
平賀源内の旧邸と、志度寺側にあった
記念館に行ってみましたぁ〜(%ニコ女%)(%星%)
私は、平賀源内(1728〜1780)のことを
恥ずかしながら私は知らなかったんですが、
江戸中期の『天才アイデアマン』で、
文士であり、博物学者であり、エンジニアであり
画家でもあったりして、多彩な方だったそうです!
平賀源内の生涯を知れば知るほど面白い。。。
「これだー!」と思いついたものを
一般民衆から藩主まで巻き込みまくって、
どんどんと発明・創作、そして普及しまくって行かれました。
江戸時代って、私たちが想像する以上に
人の行き来が活発で、平賀源内のような
好奇心旺盛でエネルギッシュな方々が
江戸時代(日本文化)をより進化・深化させて行ったんだと思います。
次、歩きお遍路する時は、絶対に今回のお遍路みたいに
時間に余裕を持って回ることにします。
こんな感じで想定外のステキな場所、人、環境・・・
いろんなものに出会えるからです。
今までのお遍路で「時間がないので、これで失礼します」って
去ってしまったことって、結構あるんですよね。
これって、日常でもそうなんです。
だから、大阪に帰ってももっと時間と心にゆとりを持って、
より私の見聞や人生自体を多方面から進化・深化させたいと思います。
![](/img/uz42837/FI1957997_3E.jpg)
そんな感じで、16時半。
無事86番・志度寺をお参りし、
今、その近くの民宿に泊まっています。
どんどん風が強くなって来て、
建物のあっちこっちが激しい音がなっています。
明日、7キロ離れた87番・長尾寺を打ち、
そして標高450メートルにある、結願寺である
88番・大窪寺に向かいます。
雪降っていて・・・ホワイトクリスマス(イブ)かも知れません(笑)。
泣いても笑っても、第一回目の歩き遍路行は
明日で終わりです。
どんな天気であっても喜んで受け切って参りたいと思いま〜す(%笑う女%)(%王冠%)
![](/img/uz42837/FI1957997_4E.jpg)