ミニかまくらを作った後、まだ時間があったので、
「手づくり体験」をしに行きました。
蒜山地方には、昔から「スイトン」という怪物がいるようで
そのトーテムポールのようなスイトンの色づけ体験を
姪っ子たちと何故か我がオカンもさせて頂きました。
一番最後まで集中してやっていたのが、
オカンです(笑)。
子ども達はそさくさと飽きて塗って帰った訳ですが・・・。
母はこんな細かいことをするのが好きのようです。
私が絵を描くのが好きなのは、確実にこの母親の影響だと思います。
が、オカンが働いているクリーニング屋さんに置く!と豪語する
このスイトンのアタマの部分に、『洗』という
そのクリーニング屋さんの名前を書くのは
かなりセンス無いような気がするんですが・・・(そんなDNAは、イランで〜・笑)。
そのスイトンの手づくりコーナーの横には、
他にも、切り絵体験もあって、
子ども達がたくさん集まっていました。
この蒜山高原は、瀬戸内海沿い・雪があまりない
岡山県民の近場のレジャー場って感じです。
大阪とはちょっと違う言葉でみんなワイワイしゃべりながら
楽しんではりました♪
で、その奥には、熟練した技が必要な
木で出来たお椀「郷原漆器」が製造・展示されていました。
その土地どちで根づいて来た、このような民芸品、そして人の文化歴史を
直にマンキツ出来るのも、旅の醍醐味であります(%ニコ女%)(%星%)
一つ驚いたのが、
この蒜山高原のある、美作(みまさか)国って、奈良にある大和国と並ぶくらい
古い国家なんだそうで(続日本紀によると)、
昔むかし・・・大陸から、海を渡ってやってきた人たちが
出雲とかにやって来て、そしてこの美作国を作ったようです。
この日本という国家は、どうやら、同じような時期に
どさーっと人が大陸から渡ってきて、
それぞれの好みや役割とかあって、何ヶ所かに分散して
ほぼ同時期に小さな国家を創ったようです。
また更に、この国の奥深さを知りましたぁ〜(%笑う女%)(%星%)
もう一つ、面白いことを知りました。
バイオマス事業を真庭(まにわ)市で積極的にやっているとのことです。
原子力の問題などが発生し、
いかに環境負担の少ない・地球にやさしいエネルギーを
創造していくのか?日本人にとって重要な課題となっています。
そんな中、豊かな森林資源を活用して、再生可能なエネルギーである、
バイオマス事業をはじめられ、「第14回 新エネ大賞(経済産業大臣賞受賞)」を受賞。
かつて江戸時代の日本では、人の出す糞尿までが、
リサイクルされていました。
昨今の経済不況や、あらゆる(環境)問題は、
大量生産・大量消費で、不必要に物を回しすぎた・捨て過ぎた結果が、
原因の一つではないかと考えています。
これからの時代は、江戸時代に帰る・戻る訳ではありませんが、
江戸時代のように、本来あるべき人間(ヒト)としての生き方に
還る時代に入ったのではないか?と思います。
そんなかんだで、あらためていろんなことを学ばせて頂き、
そして改めて己自身の個性について痛感しながら、
蒜山高原を後にし、
私の母方の祖母出身の岡山・備中高梁市の山奥へ。
そこには、祖母の一回り下の弟のお嫁さん・百恵さんが
一人暮らししています。たしかもう80歳くらいだったかと。
この備中高梁も、ご多聞に漏れず、過疎化が進み、
百恵さんの子ども達はより都会へ出て行かれています。
ここは、おばあちゃんがいた頃と建物もほぼ変わっておらず、
(五右衛門風呂がガスフロに変わってたりしますが、
基本的なものは変わっていません)
ほんと、自分自身の田舎に来た感じで、とってもいい感じです(%ニコ女%)(%星%)
この百恵さんの自宅の上に、おばあちゃんの西家先祖代々のお墓があり、
毎度のごとく、お参りさせていただきました。
そして、さいごは備前市の日生の港に寄って、
4000円でたらふく海鮮お料理をマンキツして、帰ってきました。
ほんと、食べてばかりの旅行でしたぁ。。。(兄家族にとってはフツウのようです・笑)。