ノコギリだけでは、
ちゃんとした薪が出来ないので、
トンカチと包丁のようなものを持って来て、
薪を半分に割っていきました。
ほんと、昔からこの活動に参加している子みたいでした(笑)。
にしましても、私の両親が幼少の時代まで、
この国でも、薪が重要な燃料で、
せっせと薪割ったり、集めたりと・・・めっちゃ面倒くさいことを
し続けてこられたんですよね。。。
ほんと、ベンリな世の中になったなぁ・・・
過去、両親をはじめ、祖父母以上のご先祖様が代々
ずーっと薪を割って来られたんやと思うと、
なんだか、感動で、ウルウルしてきました。。。
しばらくすると石部さんがやって来て、
「本当にもうこれ以上、薪を作らなくっていいからね〜
次に使う分も結構出来たし」と言われ、
立つと眩暈がしたこともあり、やめることにしました(笑)。
狂ったように、私が薪を割った後、しばらくすると
おじさんが私が割っていた場所で、割り始めました。
すると、そこに子供たちが集まって来て、
そのおじさんがノコギリの使い方を、教えて、
子供たちがまた狂ったように薪を作っていました。
・・・なるほど。
大人たちが「楽しい!」とか「自分にとって必要なことだ」と思って
せっせとやっている姿を、子供たちはじーっと見ていて、関心を持ち、
大人に「教えて〜」って言って集まって来るんやなーって思いました。
こうやって、世の中っていろんなことが
大人から子供・・・人から人で「継承」されて行くんですよね。
(※こうやって、いいこともわるいことも全部継承されていく!)
これが本当の意味での『教育』というものなんだと思いました。
人生、『教育者』になるのも、面白いかもしれない・・・
はじめて、そんなことを感じました。
更に面白いのが、
おじさん&子供たちがノコギリを止めた後、
またしばらく経って、今度は、
大学生くらいの若い男性が、一人で、黙々と&不器用な感じで、
ノコギリ握って、薪を創っていました。
きっと彼も、私や、おじさん&子どもたちの風景を見て、
「オレもやってみたい」って思ったのかも知れませんね(笑)。
このテニスコートの跡地は、草ボーボーで、
ビオトープが、ちょこんとあって、それ以外にも
小さな田んぼや畑・・・
手づくりの井戸やかまど・・・
(※公立の学校機関はとにかくお金がないので、
近くの会社や、仲間から必要な物を集めたり、智慧を出し合って、
安価&無料でいろんなものを創って、設置されております)
そして、シイタケ栽培している簡易の小屋もあり、
ログハウスもありました。
シイタケを収穫することが、
今日の交流会のメインだったようで、
子供たちは狭いシイタケ小屋に一斉に詰め掛け、
熱気にはふれていました!
まさか、いつもスーパーでしか見ないシイタケが、
こんなふうに出来ているなんて、感動でしょうね。
「食育」的で、日頃食べている(命を頂いている)ものが、
こうやって、手間隙かけて出来ているんやなーって
勉強し、感謝の心が芽生えれば、ますます子供たちの人生も
感謝であふれ、幸せになっていくでしょうね。
飽食・物余りの時代だからこそ、
食育・・・情操教育って、重要になってきていると思います。
<つづく>