2013年夏・四国遍路行へ 〜お遍路ウォーキング①〜

毎度です〜っ(^0^)☆

いよいよ、よしこちゃんの『ライフワーク』になった(?)

四国歩きお遍路さんを、今、しています♪

昨年末に「歩き」にて、

結願(けちがん。1〜88番のお寺まで廻り終えること)

を無事達成し、今年3月に高野山のお参りも終え、

最高の充実感と同時に「また歩きたい・・・」という想いが

フツフツを湧き上がって来て、以後、数回、

四国遍路のルートを、少し、少しと歩かせて頂いてて、

今回は、好きな遍路道の一つであります、下記のルートを歩きま〜す(^0^)

なお、今回は命がけの夏遍路ですので、距離は少なめにしています(ーー;)

7月25日 大阪から鯖大師さん(徳島県牟岐町)へ、マイカーで移動

26日朝〜 鯖大師さんから、民宿谷口さん(高知県東洋町)まで(20.2キロ)

27日朝〜 民宿谷口さんから、民宿徳増さん(高知県室戸市)まで(21.2キロ)

28日朝〜 民宿徳増さんから、24番・最御崎寺まで(13.7キロ)
 ここからバス&汽車(この地方では電車を汽車と呼びます)で
 鯖大師さんに戻り、マイカーにて帰阪。

大阪から鯖大師さんまで250キロ。

これがかなりのロングラン運転で、結構疲れたのですが(涙)、

手前50キロくらいのところ・・・

小松島市入る手前で、なつかしの「一六タルト」のお店ががあり、

早速入ってみました!

一昨年の夏、私が歩きお遍路を始めた時、

(※行って帰って・・・10回やって廻り終えました)

このお店が「砂漠の中のオアシス」のように感じ、

吸い寄せられるように入って行ったことを思い出します。

(その時のブログ:https://www.voluntary.jp/weblog/myblog/43837/3948118#3948118

まだ「歩き遍路」の要領が掴めない中、

「ホンマ、暑い・・・しんどい・・・

まだ、1000キロ以上も歩かないとアカンの!」と

嘆きぐらいしか殆ど思えていなかった精神状態でしたが、

このお店のクーラーの涼しさ、心のあったかさ、

そして無料(お接待)のお茶&コーヒーで癒され&励まされ、

「またがんばって歩こう!」と思えたことを覚えています。

・・・また、当時は全ての出来事・現実に対して

少し空しさを感じつつも、

遠い未来から、かすかに見える光…

それは間違いなく『希望の光』だと、

私はこれから後500キロくらい歩いてから、気づきました。

こんな感じで、過去の自分を振り返る…繋がる作業もまた面白いんです。

人生に深みや味わいが増し、私を陰で強くし支え続けてくている。。。

過去の私への理解、愛着…愛。

自分の人生、自分自身を見つめるこれこそが究極の内観であり、

ここがスタートで、他者理解や愛が芽生え育まれてゆく。

四国遍路道1232キロという最強&最高の舞台で繰り広げられる、

無限に広がる、自分自身の内観。

自分とは何か?

自分はどう在るべきなのか?

自分自身は生かされているこの人生の中で、何を成すべきなのか…?

繰り返し繰り返し感じ考え抜いて、これからも問い続け、生きて逝きたい。。。

そんなことを、今・36歳の私は、その場所で感じました。

・・・また更に、

「ホンマにゴールの88番・大窪寺に着くんかな」

一昨年の私はここで、こんなことを真剣に思っていました。

そして「私は何のために歩いてるのか」

「何のために今、私は生きているのか?」

「そもそも、私はどこから来て、

何のために今、生きていて、そして死んだらどこに逝くのか?」

・・・という、人間の最大の問いについて

あれこれと考えていました。

それは今も、考え&問い続けています。

1300年前のスーパースターである弘法大師・空海ですら、

その問いについて「分からない」と言っています。

だけど、お遍路したり、いろんな人のお話を

あれこれお伺いしたりしていると、だんだんと見えてきました。

「何のために今、私たちは生きているのか?」

その問いに対する答えは、きっとこれからも分かりません。

だけど、その問いに対する答えを

考え続ける、問い続ける・・・探し求めることが大切であり、

それが『修行』というものであり、

そして『人生』、そのものなのではないでしょうか?

仏教ではきっと、

その問いが分かった瞬間が「悟り」であり、「成仏」となります。

生きている間に悟った人間を「即身成仏」というそうですが、

生きている間に成仏した人は、ブッダしかいないそうです。

つまり、ブッダ以外の私たち人間は、

「死んだら成仏(仏に成る)」となる訳です。

つまり、私たちは死ねば、成仏出来る、悟りが拓ける・・・

「私たちはどこから来て、何のために生きていて、

そして死んだらどこへ逝くのか?」がはっきり分かるということです。

ここまで思い至ると、

仏教などの古典宗教って、根も葉もない非科学的なものではなく、

私たち、今を生きる人間の思惟&理解&科学を遥かに超えた、

超科学的且つ合理的、そして

万人・万象の真理を突いたものなんだって分かります(%笑う女%)(%晴れ%)

25日夕方。鯖大師(四国遍路番外札所)に着きました。

ここには宿坊があって、そこに一泊させて頂きました。

鯖大師のご住職は、じっくりお話しをさせて頂いたことはありませんが

個人的にとても後光が差しており、物凄いお方だと思っています。

『お坊さんの中のお坊さん』という感じです。

過去数回、ここの宿坊に泊まらせて頂き、そう感じました。

特に朝の勤行をされておられる時は、物凄いです。

パワーがすさまじいです。

全国に信者さんがたくさんおられるとのことです。

ほんと納得です。

このお方でしたら、人々を苦しめる病ですら

「えいっ!!!」ってやったら、どっかにぶっ飛んで行きそうな

超人間的な呪術を会得されてはりそうです!

(・・・すいません、勝手な推測です・笑♪)

だけど、面白いもので、

普段着(凡人と同じ格好)で境内を歩いておられますと、

フツーのおじいさまという感じです(笑)。

また、食前・食後の挨拶(箸袋に書かれています)や、

宿坊のお部屋にデカデカと貼られている、

おフトンのたたみ方の紙などなど、

いかにも「修行に来た」という感じで、めっちゃステキな宿坊です。

お寺が経営するお宿を「宿坊(しゅくぼう)」といいますが、

最近、度を越して、『ホテル化』した・・・

修行しに来たお遍路さんを『お客様化』した宿坊が多いだけに、

こんな希少な・・・本来の宿坊のスタイルを継承されておられ、

ほんと、背筋が凛として、いい感じです(%笑う女%)(%王冠%)

<つづく>