毎度です〜っ(^0^)☆
いよいよ、よしこちゃんの『ライフワーク』になった(?)
四国歩きお遍路さんを、今、しています♪
昨年末に「歩き」にて、
結願(けちがん。1〜88番のお寺まで廻り終えること)
を無事達成し、今年3月に高野山のお参りも終え、
最高の充実感と同時に「また歩きたい・・・」という想いが
フツフツを湧き上がって来て、以後、数回、
四国遍路のルートを、少し、少しと歩かせて頂いてて、
今回は、好きな遍路道の一つであります、下記のルートを歩きま〜す(^0^)
なお、今回は命がけの夏遍路ですので、距離は少なめにしています(ーー;)
7月25日 大阪から鯖大師さん(徳島県牟岐町)へ、マイカーで移動
26日朝〜 鯖大師さんから、民宿谷口さん(高知県東洋町)まで(20.2キロ)
27日朝〜 民宿谷口さんから、民宿徳増さん(高知県室戸市)まで(21.2キロ)
28日朝〜 民宿徳増さんから、24番・最御崎寺まで(13.7キロ)
ここからバス&汽車(この地方では電車を汽車と呼びます)で
鯖大師さんに戻り、マイカーにて帰阪。
大阪から鯖大師さんまで250キロ。
これがかなりのロングラン運転で、結構疲れたのですが(涙)、
手前50キロくらいのところ・・・
小松島市入る手前で、なつかしの「一六タルト」のお店ががあり、
早速入ってみました!
一昨年の夏、私が歩きお遍路を始めた時、
(※行って帰って・・・10回やって廻り終えました)
このお店が「砂漠の中のオアシス」のように感じ、
吸い寄せられるように入って行ったことを思い出します。
(その時のブログ:https://www.voluntary.jp/weblog/myblog/43837/3948118#3948118)
まだ「歩き遍路」の要領が掴めない中、
「ホンマ、暑い・・・しんどい・・・
まだ、1000キロ以上も歩かないとアカンの!」と
嘆きぐらいしか殆ど思えていなかった精神状態でしたが、
このお店のクーラーの涼しさ、心のあったかさ、
そして無料(お接待)のお茶&コーヒーで癒され&励まされ、
「またがんばって歩こう!」と思えたことを覚えています。
・・・また、当時は全ての出来事・現実に対して
少し空しさを感じつつも、
遠い未来から、かすかに見える光…
それは間違いなく『希望の光』だと、
私はこれから後500キロくらい歩いてから、気づきました。
こんな感じで、過去の自分を振り返る…繋がる作業もまた面白いんです。
人生に深みや味わいが増し、私を陰で強くし支え続けてくている。。。
過去の私への理解、愛着…愛。
自分の人生、自分自身を見つめるこれこそが究極の内観であり、
ここがスタートで、他者理解や愛が芽生え育まれてゆく。
四国遍路道1232キロという最強&最高の舞台で繰り広げられる、
無限に広がる、自分自身の内観。
自分とは何か?
自分はどう在るべきなのか?
自分自身は生かされているこの人生の中で、何を成すべきなのか…?
繰り返し繰り返し感じ考え抜いて、これからも問い続け、生きて逝きたい。。。
そんなことを、今・36歳の私は、その場所で感じました。
・・・また更に、
「ホンマにゴールの88番・大窪寺に着くんかな」
一昨年の私はここで、こんなことを真剣に思っていました。
そして「私は何のために歩いてるのか」
「何のために今、私は生きているのか?」
「そもそも、私はどこから来て、
何のために今、生きていて、そして死んだらどこに逝くのか?」
・・・という、人間の最大の問いについて
あれこれと考えていました。
それは今も、考え&問い続けています。
1300年前のスーパースターである弘法大師・空海ですら、
その問いについて「分からない」と言っています。
だけど、お遍路したり、いろんな人のお話を
あれこれお伺いしたりしていると、だんだんと見えてきました。
「何のために今、私たちは生きているのか?」
その問いに対する答えは、きっとこれからも分かりません。
だけど、その問いに対する答えを
考え続ける、問い続ける・・・探し求めることが大切であり、
それが『修行』というものであり、
そして『人生』、そのものなのではないでしょうか?
仏教ではきっと、
その問いが分かった瞬間が「悟り」であり、「成仏」となります。
生きている間に悟った人間を「即身成仏」というそうですが、
生きている間に成仏した人は、ブッダしかいないそうです。
つまり、ブッダ以外の私たち人間は、
「死んだら成仏(仏に成る)」となる訳です。
つまり、私たちは死ねば、成仏出来る、悟りが拓ける・・・
「私たちはどこから来て、何のために生きていて、
そして死んだらどこへ逝くのか?」がはっきり分かるということです。
ここまで思い至ると、
仏教などの古典宗教って、根も葉もない非科学的なものではなく、
私たち、今を生きる人間の思惟&理解&科学を遥かに超えた、
超科学的且つ合理的、そして
万人・万象の真理を突いたものなんだって分かります(%笑う女%)(%晴れ%)
25日夕方。鯖大師(四国遍路番外札所)に着きました。
ここには宿坊があって、そこに一泊させて頂きました。
鯖大師のご住職は、じっくりお話しをさせて頂いたことはありませんが
個人的にとても後光が差しており、物凄いお方だと思っています。
『お坊さんの中のお坊さん』という感じです。
過去数回、ここの宿坊に泊まらせて頂き、そう感じました。
特に朝の勤行をされておられる時は、物凄いです。
パワーがすさまじいです。
全国に信者さんがたくさんおられるとのことです。
ほんと納得です。
このお方でしたら、人々を苦しめる病ですら
「えいっ!!!」ってやったら、どっかにぶっ飛んで行きそうな
超人間的な呪術を会得されてはりそうです!
(・・・すいません、勝手な推測です・笑♪)
だけど、面白いもので、
普段着(凡人と同じ格好)で境内を歩いておられますと、
フツーのおじいさまという感じです(笑)。
また、食前・食後の挨拶(箸袋に書かれています)や、
宿坊のお部屋にデカデカと貼られている、
おフトンのたたみ方の紙などなど、
いかにも「修行に来た」という感じで、めっちゃステキな宿坊です。
お寺が経営するお宿を「宿坊(しゅくぼう)」といいますが、
最近、度を越して、『ホテル化』した・・・
修行しに来たお遍路さんを『お客様化』した宿坊が多いだけに、
こんな希少な・・・本来の宿坊のスタイルを継承されておられ、
ほんと、背筋が凛として、いい感じです(%笑う女%)(%王冠%)
<つづく>