『夏へんろ』無事、帰ってきました〜^^♪ ②

・・・「物事の本質」に関して、

佐喜浜にあるお好み屋さんのおばさん&お客さんから、

面白い話を聞きました。

数年前、街道沿いを歩いて回るTV番組をやっていて、

某芸能人がこの四国遍路を歩いて回っていました。

私もずっと見ていました。

その芸能人の子。

実は全部歩いてなかった!・・・というのです。

ロケバスに乗って去ったというのです。

毎日、何歩歩いたか?・・・万歩計まで用意して、

がんばって歩いてたんやと思っていたのですが、

ちょっとショックでした(%ショック女%)(%星%)

確かに、遍路道って、危ないところもあるし、

しんどいところもあるけど、

いかにも全部歩いてました〜って感じで、

編集されており、ダマされました。。。

今、BS−TBSで放映されている、

徳光和夫さんも、思いっきりロケバスに乗っておられたそうです。

ま、この番組は、どこにも「歩いて回る」って書いていないから、

許すとします(笑)。

(徳光さんが着られている白衣はいつも綺麗なんで、

多分全部、歩いてないやろうなとは推測していましたが、

どこにもロケバスが登場しませんので、

ある程度は歩いてるのかと期待してたんですが。。。)

(写真は観光客がいっぱいの、24番・最御崎寺→

※室戸岬のさきっちょにあります。)

一度歩き遍路をさせて頂いた人間からいたしますと、

徳光さんの番組って、内容がちょっと「うすい」感じて、

最近は見ていません(徳光さん、ゴメンナサイ ^人^;)

あの番組はきっと、「お遍路さんに行きたい人向き」だと思います。

最後、88ヶ寺のお寺の住職さんの「ありがたいお話」があるのですが、

あれも、ちょっと「とってつけた」感じも一部で感じます。

「TVのために、勉強した」というような感じです。

『自らの修行から得た悟り(ココロの知識)』という感じがあまりしなくて、

『誰かから拝借して来た、アタマの知識』であり、

借り物なので、自分自身のものではないようです。。。

鯖大師のご住職さんのように、

しょっちゅう歩いて四国遍路を参っておられる・・・

命がけで本気で修行され、人々を救おうとされている、ご住職さんでない・・・

いつもお遍路さんを待って、お寺の納経所でご朱印を書いているだけの

お坊さんの説法ほど、説得力がなく、“うすっぺらい”ものはありません。

分かる人には分かる、見える人には見える、感じる人には感じる

その人間の修行度合いです。

人間の心眼をあなどってはいけません。

これはお坊さんだけに限らず、人間全般に言えることです。

結局のところ、人間は“本物”を追い求めないと、

本物になれないということです。

偽者のメッキばかり。

見た目のよさ・成功を追い求めてると、

こんな、“生臭坊主(なまぐさ)坊主”化する訳です(%ショボ女%)(%涙%)

(最御崎寺から見た高知県東部地方→)

24番・最御崎寺で納経所の守りをしていた人(お坊さん?)も、

ちょっといけてないと感じました(%ショック女%)(%星%)

お遍路さんが5人くらいまとめて去った後、

エアコンのきいた納経所からひょっこり出てきて、

そさくさとお遍路さんが立てた蝋燭とお線香を『処理』してました。

お遍路さんがどんな真剣な想いで、お参りして

その蝋燭とお線香を立てたのか。。。?

全く理解していないです。

まるで、次々と効率よく・番号順に「お客様」を裁いていく、

銀行の窓口のおねえさんのようです。

せめて、全部燃え尽きるまで、置いていて欲しいです。

団体さんがこの後、どっさり来るんなら、仕方が無いけど、

まだ、いっぱい挿す場所が空いているじゃないですか。

私は今回、「お遍路ウォーキング」なので、

お寺での納経はして頂かないという決め事をしています。

(納経&ご朱印代・300円かかります)

だけど、あるものを買おうと、納経所に入って、

あれこれ見てましたら、

そのお坊さんが「何か?」といかにも不機嫌におっしゃったのが、

ますます呆れてしまいました。

いかにも「なーんや、納経せぇへんのか」という不足不満の気を出してました。

あるものを買って、お金をそのお坊さんに渡した訳ですが、

私が払ったお金を箱に放り投げてはりました。

私はこの瞬間・・・何かがブチっ☆と切れまして、

「この、生臭坊主が〜!」って、心の中で叫んでしまいました(笑)☆

今まで、当然のことながら、全部じゃないですけど、ちょこちょこと、

88ヶ寺のお寺の『殿様商売』『宗教ビジネス』の酷い有様を見てきました。

このブログでは公開出来ない結構内容もあります。

(逆恨みされて身の危険を感じるからです

煩悩の昇華を扱うはずが、逆に煩悩を深めてはります)

人々を救うはず宗教家が、

どうしてこうも“体(てい)たらく”なのか?

清浄な立場の人間が、どうしてこうなのか。。。?

私はこのようなお坊さんを「お坊さん」とは呼ぶのはやめました。

ズバリ『お寺の管理人』です。

清浄な仏の世界を凡人に説くはずの宗教家が、

言っていることとやっていることが違うって、

どないやねんって憤りを通り越して、呆れています。

口で「おれ、ワル(悪)やねん」って言って、

実際やっている事もワルな人間(言動一致している人間)の方が、

まだずっとマシです。

ってことで私はそんなお寺の管理人から、意識を外すことにします。

私がいくら憤慨しても、人様は変えられません。

勝手に仏様からバチを受けて、堕ちていけばいい。

清浄な(言動一致している)お寺の方々、お遍路さん、四国の方々、

そして弘法大師・空海(ホトケサマ)しかもう意識を向けないことにします。

見た目清浄で中身腹黒い・・・

そんな人、日常風景の中にもたくさんいますし、

私も一歩間違えばそうなります。

人間である以上、煩悩は憑いて回ってきます。

決して人事でありません(%ショック女%)(%星%)

(室戸岬の近くにある「室戸青年大師像」→)

「肝に銘じて、私はあんな人間にはならない」

私はそう決意して、最後、最御崎寺を降りました。

そういえば、歩きお遍路さんしていたという

アノ管直人氏(元・内閣総理大臣)も、車に乗っていたそうです。

(同じく、お好み屋さんのおばさん&お客さんいわく)

ほんと、宗教家に政治家・・・

口と中身が全然ちゃいますなぁ・・・

だから、党員資格停止とか、どんどん体たらくなんでしょうね。

同じくつい先日民主党をやめた、

必殺仕分け人(?)の蓮舫さんも

高知・土佐では悪女扱いのようです。

っていうか民主党自体が、悪者扱いのようです。

これは民宿のおかみさんがおっしゃっていました。

(だから高知県では、民主党政権の時もずっと自民党の人しか

国会議員にならなかったそうです)

民主党政権になって、蓮舫さんの『パフォーマンス』によって

あれで一気に、土佐の公共事業が消え、

土建屋などが統廃合・・・みんながバラバラになり、

ますます若者を中心として、また一気に人口が流出したそうです。

蓮舫さんのあの仕分けも、善し悪しのようですね。

人間が行うことって、100%善いとかってないようです。

いろんな見方や解釈があり、それで恩恵を受けた人、

その逆の人・・・いろいろといたと思われます。

そんな感じで、あの民主党政権も、

多くの方々の怨念的な生霊によって、

尽く大敗し、今は風前の灯火状態となっています。

ほんと、世の中ってちゃんと出来ています。

「いい(本物の)人、いい(本物の)組織がいづれ発展する。

悪い(偽者の)人、悪い(偽者の)組織がいづれ衰退する」

“自然の摂理”の的確さを感じています。

ほんと、あのうすっぺらい・・・

根の無い民主党政権って、一体何だったんでしょうかね。。。?

また・・・

「四国・土佐で起こってることは、全国各地の田舎で起きている」

そんなことを感じました。

民宿の人や遍路道で出会った人たちからあれこれ聞きましたが、

サーフィン・釣りの客(観光客)が、この不況により減少・・・

南港〜徳島間のフェリー廃止や、

宿泊費を削るために車に寝泊まりする人の増加しているそうです。

ですので、地元にお金が落ちず、観光産業も疲弊し、

田舎から若者が流出しているとのことです。

特に産業がない地方はもうどうしようもなくなっています。

(特に産業がない地方が、原子力発電所のような危険なものですら

誘致しようという心境がより見えてきました。

地方で今起こっている根本的な疲弊は、比較的都会で暮らす私たちにとって

想像できない程の状態にまで来ています)

つまり田舎では、人(心とお金)の流れ・交流が滞っている。

それに加えて、先ほども書きましたが、昨今の民主党政権により、

あらゆる公共事業がことごとくカットされ、地元の土建屋関連が統廃合され、

バラバラになってしまったとのこと。

公共事業のバラマキにも善し悪しがあり、

バラ巻かない…地方経済や雇用を適正に回すための

“血液”(お金)の配分を間違えると、

弱肉強食状態でますます東京の一人勝ち(一局集中)現象が起こり…

地方が全部やられてしまい、日本全体が弱体化してしまっています。

東京のような大都市と、四国のような

地方・田舎は全て一つの『国(共同体)』であり、

見えないところで、全てつながっています。

きっと、安部総理大臣が毎月のように外遊しているのは、

海外の莫大なマネーと活気&元気を、うまく日本国内に持ち込み、

このような地方を一気に活性化しようという戦略も

あろうかと思われます。

(一昨年、バリ島に行きましたが、ほんと東南アジア、めっちゃパワーあります。

その点、今の日本は比較的元気がなく、暗い・・・希望に乏しい感じです)

日本の地方が、日本の大都市を繁栄を支えています。

人間や国家の“繁栄の根幹”を支えているのは、

我が国の第一次産業(農業・漁業・林業)であります。

またその上にある第二次産業(ものづくり・製造業)であります。

これら第一次&第二次産業は殆どが田舎・地方で成り立っています。

第三次産業以降の、比較的高付加価(高い利益率)を産む

新しいタイプの産業が、日本経済を牽引しているという側面もありますが、

陰で国力や国民を支えているのが第一次産業であり、第二次産業です。

私が言いたいことは、日本の農業・漁業・林業を支えている、

日本の田舎に対して、もっと私たち日本人は感謝し、関心をもって、

地方経済の再建にもっと尽力すべきだということです。

それが巡り巡って、私たちみんなが更によくなっていくんです。

地方に行くと今の日本の危機的状況がますます感じます。

「都会に住んでいる、自分たちだけがよければいい」

まだ、比較的都会に住んでいる私たちの方が、

経済的に恵まれています。

その恩恵の陰に、地方の方々のいろんな我慢・忍耐・犠牲が

あるなんて、都会にずっと暮らしてれば、分かりません。

田舎を・・・四国遍路道を時速4キロで歩くからこそ、

見えてくる、この日本の、この日本人のかたちであり

風景であります。

本質の話を最初にかなりいたしましたが、

こんな感じでも、この国の国土を歩いて、

風土を、そして時代の風を感じて読む・・・

そして過去を未来に想いを馳せる・・・。

これは日本人にとって非常に重要なことであろうかと思われます。

・・・こんな感じで、今回もあれこれ“哲学”しつつ、

今回の遍路ウォーキングは終わりました。

やっと終わった…開放された!という安堵感と、

もう終わってしまった!という寂しさがある。

フクザツな心境です。。。(笑)

日曜日午後。最御崎寺下のバス停近くの

「喫茶まぜ」さんでアイスコーヒーを飲み、

着替えをさせていただきました。

そこのマスターのおにいさんは私と同世代っぽく、

ここでも、地元の“ぶっちゃけトーク”をさせて頂きました。

(その内容も上部に含めています♪)

遍路道沿いの人たちは、殆どの方が

お遍路さんに対して心をオープンなので、

私が心を開けば、いろんなお話しをしてくださいます。

ほんと、見知らぬ土地で、地元の人と会話をするのは

見聞(器)が広がり、本当にうれしいです。

喫茶店側のバス停からバスに乗って

甲浦駅まで向かいました。

その後乗った電車も乗客はただ私一人…。

私がいなかったら、お客さんゼロ&売上ゼロ?

観光客とか地元客とかおらんのかな…?

そんな中でも時刻表通りに走る汽車(電車)とバス。

確かに一日6便とかやったら余計、

目的地前まで行けるマイカーで移動するわなーって思います。

こんなんやったら確実に売上で管理費を賄えれないから、

県とかから補助金とか出てるねんやろーな。。。

<つづく>