再度、結願へ ⑤

25日。早朝より開いていたお店でお土産を買っていると、

とっても後光の差した・・・見た目、杖をついたヨボヨボ状態の

おじいさんがやって来て、お店の人と雑談した後、

町行きのバスを待つべく、お店のストーブの前に座られました。

私はそこでお土産を買うと、

「お客さんもバスに乗れれるんでしたら、おじいさんの横で

あったまっていてくださいね〜」と言われたので、

おじいさんの向かいに立って暖を取らせて頂きました。

四国遍路道沿いの信仰心の強い方は

お遍路さんに対して常に「オープンマインド」で

何でもかんでも気軽に話しかけて来てくださります。

だからこちらもすぐにニコニコ「オープンマインド」です(笑)。

そのおじいさん、一見ヨボヨボ・・・目が開いているのか閉じてるのかも

イマイチ?な方ですが、とってもしゃべり好きで知的なおじいさんで、

あれこれお話しをさせて頂き、これはバスに乗っても

延々に続きました(笑)。

その91歳のおじいさん(実は民宿のおばあさんも!)、

大窪寺のご本尊「薬師如来」に助けられたというんです(爆)☆

これは『信じる者は救われる』の境地かと思われますが、

急に身体の異常(おじいさんの場合は左半身のしびれ)があり、

大窪寺でその異常が収まるように願かけて頂いたら、あ〜ら不思議☆

その直後にその異常がぴたっと収まったというんです!?

それ以来、毎週月曜日の朝に、大窪寺にお礼参りを欠かさずされておられるとのこと。

が、今週の月曜日&火曜日に、実母の法事と妻の退院が重なり

それでその日・水曜日のお参りになったそうで、私にも会ったということです。

ほんと、こんな現象が「縁」というんでしょうね。。。(しみじみ)

そのおじいさんは、他にもアンビリーバボー☆な仰天出来事を教えて下さり、

ホンマ見方によっては「ただのボケ老人」的な感じですが(笑)、

私はそのおじいさんは真実を語り、真理を突いていると直感し、

終始真剣に聞いていました。

そして最後に、近畿圏におられる、ものすごい人たちの名前や居場所を

教えてくださり、バスを降りられていきました。

世の中には、ホトケサマのような人間もおられるんやなぁ・・・って

なんか理由もなく、そのおじいさんとお話ししているだけで

感動で胸が熱くなり、終始ウルウルしていました。

私もあんな神々しい眩しい後光の差した

お年寄りになりたいなぁ〜って決意した次第です。

そのおじいさんが去った後、

バスは車庫のようなところに行き、運転手さんはバスから降りて

私一人を乗せたままイキナリ、が〜っ☆と大きな機械が動き

水&ブラシで掃除しはじめました(驚)!

お客さんを乗せて掃除とは・・・大阪じゃー有り得ない状態っ!

田舎のコミュニティバスの何とも言えない、

おもしろくって自然体でそのまんまの風景です♪

そして、綺麗になったバス同様、

私のココロも綺麗になった気分になりましたぁ〜(笑)♪

んでもって、そのバスの車庫から

志度バスストップまでは、今度は運転手さんと

わんさかお話しさせて頂きました☆

先程お話しました、来年の遍路バスツアー客4倍!の情報は、

その運転手さんに教えていただきました。

その他にも、バスの運転手さんの「ここが楽しい」「ここがしんどい」という

裏話も教えて頂きました(笑)。

ほんま、地元の近鉄バスとか、大阪の市バスとかでは

絶対に有り得ない運転手さんの本音トークで、

めちゃくちゃ楽しかったです!

そんなかんだで、無事、志度バスストップから

大阪まで帰って行きました。

帰りのバスで気づいたこと。

あれだけ痛かった左上の奥歯(の歯茎)が痛みが

一気に和らいでました。もしや、ご利益・・・?!(笑)

(が、油断することなく、

ちゃんとメンテナンスしたいと思います)

来年は、四国お遍路よりも、

石鎚山修行に挑戦したいと思いま〜す☆

人生死ぬまで修行・・・

「人生即遍路」

私の好きな言葉です。

もっと志高く、もっと思考を深く、

そしてもっと心広く生きていきたいです。

お世話になった皆様、ありがとうございました。